研究課題/領域番号 |
20K09742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 公益財団法人田附興風会 (2020-2021) |
研究代表者 |
三輪 徹 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (70535591)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / Slc26a4 / Connexin30 / Cx30 / 遺伝性難聴 / 耳胞 / エレクトロポレーション / 光遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝子治療は、耳科学領域以外ではすでに臨床応用されている分野もあり、ヒト遺伝性難聴および前庭障害に対する根本治療となる可能性がある。本研究においては、遺伝性難聴および前庭障害に対する遺伝子治療を臨床へ応用する際に、重要であるにも関わらず未だ解決されていない次の3項目について検討を行う。1)正常遺伝子を補充する治療により聴覚および前庭機能が改善可能な時期、2)遺伝子導入部位と治療効果の関係、3)遺伝子補充治療の長期効果。これらの研究を通して、機能欠失型変異が原因の遺伝性難聴および前庭障害に対する治療の有効性とその限界を時間的・空間的な視点から明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
Slc26a4-PA-Tet systemベクターを作成し、Slc26a4欠損マウス耳胞(胎生11.5日)に対してエレクトロポレーションを行うことでPA-Tet systemベクターを導入した。青色光照射とドキシサイクリン経口投与により目的遺伝子の時間的発現制御が可能なモデルマウスを作製した。導入箇所は内リンパ嚢に限局し、聴力はRescueされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PA-Tet system制御ベクターに組織特異的なプロモーターを組み込み、青色光照射とドキシサイクリン経口投与による組織特異的遺伝子発現が可能なモデルマウスを作製し、異所性過剰発現実験を通して、遺伝子発現部位と内耳の機能・形態異常発現の関係について多角的検討を行うことができた。
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