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ゼラチンハイドロゲル粒子を用いた細胞積層化による声帯層構造の再現技術開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K09755
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構(臨床医学研究所 臨床医学研究開発部)

研究代表者

山田 光一郎  公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構(臨床医学研究所 臨床医学研究開発部), クリニカルサイエンスリサーチグループ, 研究員 (60815257)

研究分担者 岸本 曜  京都大学, 医学研究科, 助教 (80700517)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード声帯 / ゼラチンハイドロゲル / 細胞シート / 線維化 / 上皮 / 線維芽細胞 / ハイドロゲル / 上皮細胞 / 声帯層構造 / 積層化
研究開始時の研究の概要

声帯は特徴的な層構造を有する臓器であり、その構造が発声機能に重要な役割を担っている。しかしながら、声帯損傷後の層構造の再現方法は確立されておらず、外傷や炎症などでその層構造が破綻した場合、患者は難治性の嗄声により大きなハンディキャップを負うこととなる。そこで本研究では、最新の細胞積層技術を応用することにより、以下の研究を行う。
①ゼラチンハイドロゲル粒子を用いることにより、イヌの上皮細胞、線維芽細胞、筋細胞を積層し、声帯の層構造をex vivoで再現する。
②更に作製したBioengineered声帯を、イヌの声帯切除部位に移植することにより、層構造を有した声帯を再生できるかを検証する。

研究成果の概要

本研究では、イヌ声帯より分離した細胞を用いて細胞シートを作製し、ゼラチンハイドロゲル粒子を用いて積層することにより積層細胞シートを作製した。作製した積層細胞シートを損傷声帯に移植したところ、組織学的な変化は明らかではないものの、萎縮は軽減し、振動は保たれることが確認された。ゼラチンハイドロゲル粒子を用いて作製した積層細胞シートによる、声帯粘膜再生の可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では声帯粘膜より採取した細胞とゼラチンハイドロゲル粒子を用いることで積層細胞シートを作製した。この積層細胞シートを移植することによる声帯粘膜再生効果が示されれば、難治性の声帯の線維性疾患の新たな治療法開発につながる可能性がある。また、その技術は他臓器における線維化疾患に対しても応用できる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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