研究課題/領域番号 |
20K09840
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
竹内 大 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 眼科学, 教授 (40260939)
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研究分担者 |
伊藤 正孝 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 再生発生学, 准教授 (30534896)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 糖尿病網膜症 / オステオポンチン / 網膜血管透過性 / ZO-1 / Claudin-5 / Claudine-5 / 糖尿病 / claudin-5 / 血液眼関門 / Th17細胞 / IL-17 / Th17 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は、DMを自然発症するAkitaマウスとTh17細胞優位の分化誘導がみられるGKOマウスとを掛け合わせてAkita-GKOマウスを作成したところ、Akitaマウスよりも早期にDR所見を呈することが明らかになった.本研究では、1)より長期的にAkita-GKOマウスのDR所見を観察し、PDR様変化がみられるか、2)高血糖下でTh17細胞およびOPN産生T細胞へと分化したHMGB1反応性T細胞がDMの発症、DRの進行に関与しているのか、そして3)抗IL-17A抗体、抗HMGB1抗体、および抗OPN抗体の硝子体内投与によりAkita-GKOマウスのDRの進行を抑制できるか否かについて検討する.
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研究成果の概要 |
ストレプトゾトシン誘発糖尿病マウス (STZ マウス) の血清および網膜OPN濃度は、対照と比較して有意に高値であり、STZマウスの網膜における 血管透過性亢進は抗OPN中和抗体(抗OPN Ab)の硝子体内投与(IVI)により抑制された.網膜血管バリアを形成しているclaudin-5およびZO-1の発現は、STZマウスの網膜で減弱し、抗 OPN AbのIVIにより改善されたが、OPN AbのIVIは眼内における血管内皮増殖因子(VEGF)の遺伝子発現およびタンパク濃度に影響を及ぼさなかったことから、OPNによる網膜血管の透過性亢進はVEGF非依存性であることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Our results suggest that OPN induces tight junction disruption and vascular hyperpermeability under diabetic conditions. Targeting OPN may be an effective approach to manage diabetic retinopathy.
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