研究課題/領域番号 |
20K09862
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
岡野 純子 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50447968)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 創傷治癒 / 骨髄細胞 / 組織再生 / スキャフォールド / 難治性皮膚潰瘍 / 全層皮膚欠損創 / 軟部組織欠損創 / 幹細胞 / 足場 / 骨髄移植 / 皮膚欠損創 / 熱傷 / 再生 / III度熱傷 / 再生医療 |
研究開始時の研究の概要 |
III度重症熱傷を含む難治性潰瘍において、骨髄細胞がその機能を発揮できるための適切な足場を開発し、瘢痕を残さない皮膚ユニットの再生を目指す.
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研究成果の概要 |
筋膜も切除された深い創の場合、スキャフォールド留置群(GS+)では創作成15日目では対照群(GS-)より上皮化した面積が有意に小さかったものの、創作成30日後ではGS-群より有意に上皮化していた。組織学解析にて、GS+群では血管新生が多数見られた他、毛包の再生も見られたのに対し、GS-群では厚いコラーゲン線維の形成が見られた。 また15日までの治癒過程ではGS+群ではほぼlocalな細胞集団ではなく、スキャフォールドに遊走した骨髄細胞が主となり組織再生を担うことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの全身熱傷の場合、分層植皮が利用されるが、治癒しても皮膚が薄いため 拘縮をきたし、さらに皮膚付属器は再生されない。この問題を解決するため、本研究では創に組織再生をもたらすスキャフォールドの開発を目指し、動物モデルにて皮膚付属器を含めた皮膚、軟部組織の再生に成功した。次はヒトへの外挿を目指す。
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