研究課題/領域番号 |
20K09866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
中桐 僚子 岡山大学, 大学病院, 助教 (10633753)
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研究分担者 |
岩井 良輔 岡山理科大学, フロンティア理工学研究所, 講師 (60611481)
渡部 聡子 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (20379803)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脂肪組織由来幹細胞 / 細胞凝集塊 / スフェロイド / 成長因子 / 脂肪移植 / 細胞 / 再生医療 / 脂肪由来幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
脂肪移植術は低侵襲な組織増大法だが脂肪のみの移植では生着率が低く十分な組織の増大は得られない。移植脂肪に脂肪組織由来間葉系幹細胞(ASC)を付加することにより生着率は向上するが、それでもまだ不十分である。一方、細胞は三次元的な球状塊(スフェロイド)を形成することにより、細胞本来の機能を発揮しやすくなると言われている。本研究ではASCをスフェロイドにして付加することにより、ASCの機能を高めさらなる生着率の向上をめざす。
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研究成果の概要 |
脂肪組織由来幹細胞(ASCs)を付加した移植脂肪は良好な生着率が報告されている。本研究はASCsを凝集塊にしたものを移植脂肪に付加することによって、移植脂肪の生着率のさらなる向上を目指した。 自己凝集化誘導技術(CAT)を用いて9格子構造を有するメッシュ状細胞凝集塊の作製に成功した。また、細胞の形態により成長因子の産生量が異なることを確認した。ASCを脂肪と共培養することにより脂肪塊の維持が確認できたが、ASC凝集塊の有用性は示せなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己凝集化誘導技術(CAT)を用いてメッシュ状の細胞凝集塊の作製に成功した。細胞がメッシュ状の凝集塊の形態をとることにより細胞生着率の向上が期待できる。これは、脂肪以外の移植医療でも有用な可能性がある。細胞生着率が向上すれば細胞移植医療でさらなる効果が期待できる。
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