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ヒトの創傷部位に存在するマクロファージの機能解析と創傷治癒における役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K09872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関帝京大学

研究代表者

菅 浩隆  帝京大学, 医学部, 教授 (60633972)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード創傷治癒 / マクロファージ / 肉芽組織
研究開始時の研究の概要

本研究はヒトの創傷部位に存在するマクロファージに注目し,創傷治癒過程における役割を詳細に解明することを目的とする。フローサイトメトリーの技術を用いてヒトの創傷部位に存在するマクロファージを選択的に回収し,遊走やサイトカイン分泌などの機能を解析するとともに,創傷の状態(急性,慢性)や合併症(糖尿病や膠原病など)との関連についても明らかにする。また,マクロファージを用いた細胞治療の可能性についても検討を重ね,臨床応用を目指す。

研究成果の概要

創傷治癒の過程で形成される肉芽組織をフローサイトメトリーで解析する手法を確立し,肉芽組織に存在する免疫系細胞の存在割合を明らかにした。末梢血における存在割合と比較して,肉芽組織においては単球・マクロファージ系細胞の存在割合が高いことが確認できた。また,単球・マクロファージ系細胞の一部は,肉芽組織においてはM2タイプのマクロファージの指標であるCD206を発現していることも確認できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

フローサイトメトリーによる肉芽組織の解析方法を確立し,肉芽組織に存在する免疫系細胞の存在割合を明らかにできた意義は大きい。今回の研究により,これまでは形態による病理学的な解析でしか語られなかった,創傷治癒過程におけるマクロファジの重要性を定量的なデータでも示すことができた。特に,M2タイプのマクロファージの存在を示すことができた意義は大きい。今後はマクロファージによるサイトカイン分泌や,他の細胞との相互作用について研究が進むことが期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 創傷治癒過程におけるマクロファージの役割2020

    • 著者名/発表者名
      菅浩隆
    • 雑誌名

      帝京医学雑誌

      巻: 43 ページ: 195-201

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] マクロファージの多様性と創傷治癒過程における役割2020

    • 著者名/発表者名
      菅浩隆
    • 学会等名
      第50回日本創傷治癒学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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