研究課題/領域番号 |
20K09879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
南崎 朋子 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (30452593)
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研究分担者 |
吉子 裕二 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (20263709)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | miR-125b / 骨転移 / 基質小胞 / miRNA / 骨芽細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者はこれまでに、骨芽細胞由来の基質小胞(MV)に包含されるmiR-125b-5p(miR-125b)がPdrm1を標的として破骨細胞分化を抑制すること(Commun Biol, 2020)や、MVおよびmiR-125bがin vitroで乳がん細胞の増殖・遊走・浸潤能を抑制し、in vivoにおいても海綿骨吸収やがん転移巣拡大を抑制することを明らかにした。そこで本件では、MVが骨組織に親和性が高い特徴を利用し、マウス骨芽細胞、および臨床応用を見据えてヒト骨芽細胞およびヒトiPS細胞にmiR-125bを導入し、MVを回収し、ヌードマウスがん骨転移モデルへの治療を試みることを目的とする。
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研究実績の概要 |
我々はこれまでに骨芽細胞由来のmiR-125b-5pが破骨細胞分化を抑制すること(Commun Biol, 2020)や、miR-125b-5pがin vitroで乳がん細胞の増殖・遊走・浸潤能を抑制し、in vivoで海綿骨吸収やがん転移巣拡大を抑制することを明らかにした(2018年度終了基盤C研究)。本件でmiR-125b-5pの乳がん細胞における標的遺伝子を同定するため、維持培養していたPY8119細胞(C57BL/6マウス由来乳がん細胞)にmiR-125b-5p mimicまたはnegative control mimicを導入したところ、実験当初より導入効率の低下が認められた。そこでPY8119細胞を新たに輸入・入手した。 また、乳がん細胞(マウスPY8119およびヒトMDA-MB-231細胞)にマウス骨芽細胞様MC3T3-E1細胞由来基質小胞(miR-125bが豊富に含有されることを確認済み)を添加し、発現抑制される遺伝子を探索した。TargetScanでヒト・マウス共通のmiR-125bターゲット遺伝子(推定)は680あり、そのうちGEPIA(Gene Expression Profiling Interactive Analysis)において乳がんで高値となるのは10遺伝子であった(fold change = 2.0)が、いずれも基質小胞による発現抑制は認められなかった。
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