研究課題/領域番号 |
20K09880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
玉村 禎宏 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (70431963)
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研究分担者 |
山口 朗 東京歯科大学, 歯学部, 客員教授 (00142430)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | GABA受容体rho2 / 破骨細胞分化 / 骨芽細胞分化 / 破骨細胞 / Floxedマウス / GABA受容体 / ノックアウトマウス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、過去に骨組織における発現および機能に関する報告がないGABA受容体rho2サブユニット(Gabrr2)の破骨細胞分化における役割を、細胞培養実験および破骨細胞特異的ノックアウトマウス作成と解析により解明することを目的とする。さらに、Gabrr2アゴニストTACAの骨粗鬆症治療薬としての応用性を骨粗鬆症モデルマウスへの投与により検討する。
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研究成果の概要 |
GABA受容体rho2(Gabrr2)は、Cl-チャンネル型GABAC受容体を構成するサブユニットのひとつであるが、骨関連細胞における機能について報告は無い。本研究ではGabrr2の破骨細胞分化に対する作用をin vitroにおいて検討した。Gabrr2の過剰発現および機能阻害実験、Gabrr2のアゴニストTACAを用いた実験により、Gabrr2は破骨細胞分化を抑制する作用を持つことが判明し、その作用はcalcineurinを介したNfatc1活性の阻害やNFkappaBシグナル伝達の阻害であることが示唆された。以上から、Gabrr2は破骨細胞活性を低下させる治療標的の新たな候補である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年骨形成において、骨吸収を終えた破骨細胞から骨芽細胞へ骨形成開始の指令が出されるとうカップリングが注目されている。ずなわち、過度の破骨細胞分化抑制は、骨形成抑制につながる可能性があるため、骨芽細胞分化促進と破骨細胞分化抑制の両方の作用を併せ持つ分子が骨粗鬆症の理想的な治療標的と考えられる。本研究では、Gabrr2の破骨細胞抑制作用明らかにし、さらに、Gabrr2の骨骨粗鬆症の髄間質細胞の初期骨芽細胞分化に対する促進作用も明らかにした。これらのことからGabrr2が骨粗鬆症の理想的な治療標的となる可能性が考えられ、本研究は社会的意義が高いと考えられる。
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