研究課題/領域番号 |
20K09907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
三宅 靖延 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10392143)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 歯周病菌 / 免疫回避 / 治療標的 / 歯周病 / ジンジパイン / Siglec / 感染防御 |
研究開始時の研究の概要 |
既存のジンジパイン阻害剤よりも強力な新規ジンジパイン阻害剤を開発し、それを用いて歯周病菌に対する治療効果を個体レベルで評価することで、「歯周病菌とSiglec5の相互作用による免疫回避機構」を標的とした新規治療戦略の有効性を示す。
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研究成果の概要 |
ジンジパインの阻害が、歯周病菌に対する新規治療戦略となる可能性を見出し、ジンジパイン阻害剤の網羅的な探索を行い、ペプチド系阻害剤2種類と低分子阻害剤1種類を見出した。これらのジンジパイン阻害剤は、ヒト末梢血単球による歯周病菌に対する免疫応答を増強してIL-8やTNFの産生を亢進させた。さらに、ジンジパイン阻害剤は、マウスを用いた歯周病菌の全身播種モデルにおいて、抹消血、脾臓、肺における好中球と単球の浸潤を促進し、TNFやIL-6の発現を亢進させ、各組織での歯周病菌のクリアランス速度を早めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病菌はジンジパインを介して宿主免疫応答を抑制しており、ジンジパイン阻害剤は、その免疫抑制を解除することで、宿主免疫応答を増強できることが明らかとなった。これにより、ジンジパイン阻害剤が、歯周病菌に対する新規治療薬として有望である可能性が示唆された。
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