研究課題/領域番号 |
20K09929
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
MATIN KHAIRUL 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (00372433)
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研究分担者 |
大塚 良子 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (00803701)
岡田 彩子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (60515584)
花田 信弘 鶴見大学, 歯学部, 教授 (70180916)
藤井 俊光 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (30547451)
山田 秀則 鶴見大学, 歯学部, 助教 (60240032)
里村 一人 鶴見大学, 歯学部, 教授 (80243715)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / 次世代シークエンス解析 / 口腔病原細菌 / 腸内細菌叢 / 炎症性腸疾患(IBD) / 中等度のIBD / 口腔保健指導 / 口腔・腸内細菌叢 / real-time PCR / 重篤な非発癌患者 |
研究開始時の研究の概要 |
軽度の炎症がみられる炎症性腸疾患患者と中等度の炎症がみられる炎症性腸疾患患者の口腔・腸内細菌叢の次世代シ-クエンス解析を行い、寛解期の患者との比較を行う。各細菌叢の中で、顕著に増加している口腔病原細菌を同定し、病態進行に関与する細菌を探索する。 さらに介入項目として、専門的口腔ケア(専門的機械歯面清掃および歯面上の口腔病原細菌の除菌を図るDental Drug Delivery System)を採用し、口腔・腸内細菌叢に及ぼす影響を臨床所見と突合することにより検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の主な目的は、軽度と中等度の炎症が認められる炎症性腸疾患患者ボランティアの口腔・腸内細菌叢の動態と多様性について検証し、病態進行に関与する細菌を探索することである。 昨年度末に、国立大学法人東京医科歯科大学医学部倫理審査委員会による承認を得ることができたため、今年度、国立大学法人東京医科歯科大学病院潰瘍性大腸炎・クローン病先端治療センター外来に通院中の炎症性腸疾患患者を対象にリクル-トを行い、介入試験を行った。リクル-トにあたっては、昨年度、新型コロナ感染症の対策として、対面による臨床試験の説明をできる限り避けるために作成したパンフレットや説明用動画などを積極的に使用した。 介入項目には、歯科専門職による専門的機械歯面清掃と歯面上の口腔病原細菌の除菌を図る「Dental Drug Delivery System(3DS)」を採用した。口腔サンプルとして、介入前後に唾液、歯面上のプラ-クおよび舌苔を採取した。腸内サンプルとしては、介入前後の糞便を採取した。介入前後の口腔と糞便サンプルについては、DNA抽出後に次世代シークエンス(Next generation sequencing)によって、各細菌叢の解析を行った。なお、血液データについては、炎症性腸疾患の定期的な検診の際に得られたデータの提供を受けた。 その結果、炎症性腸疾患患者ボランティアの口腔と糞便の細菌叢は、健常者ボランティアのそれらと比較し、家畜の難病と関連が深い細菌の割合が高かった。そこで、これまで臨床試験で得られた炎症性腸疾患患者ボランティアの食生活の情報を参考に、様々な市販食品のサンプルを採取し、DNAを抽出後に次世代シークエンス(Next generation sequencing)によって各食品の細菌叢の解析を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度、鶴見大学歯学部倫理審査委員会と国立大学法人東京医科歯科大学医学部倫理審査委員会で承認を得ることができ、臨床試験を開始することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
臨床試験のリクル-トを継続し、臨床試験を実施後に得られたサンプルの解析を順次行う予定である。さらに得られた結果についてまとめ、その成果を発表する。
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