研究課題/領域番号 |
20K09934
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
竹内 康雄 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (60396968)
|
研究分担者 |
渡辺 孝康 日本大学, 歯学部, 講師 (70725514)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 歯周炎 / Dysbiosis / 歯肉炎 / メタトランスクリプトーム解析 / 細菌叢 / メタトランスクリプトーム |
研究開始時の研究の概要 |
歯周病はプラーク細菌叢の均衡が乱れることにより炎症が生じ,歯を支える歯周組織が破壊される病気である.歯周病の重症化を防ぐことは,口腔機能の維持だけでなく,全身の健康という観点からも重要なことと言える.歯肉炎から歯周炎に移行する過程については未だ不明な点が多いが,本研究では歯周病の主因であるプラークの細菌叢データから,歯周病が重症化する契機をとなる細菌学的特徴を明らかにし,これを歯周病のリスク検査や歯周治療の際に役立てようとするものである.
|
研究成果の概要 |
細菌のRNA情報に基づいた菌叢の網羅的解析により、歯周病の進行度に応じて菌叢の組成や発現している遺伝子の機能組成が異なることが明らかとなった。特に歯肉炎では、細菌間の共起ネットワーク構造が歯周炎よりも複雑であった。また歯周治療により臨床症状が改善しても、病的な細菌叢は必ずしも健常な状態にまで戻っていなかった。この事実は、歯周病が再発リスクの高い疾患であることを裏付けている可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バランスを乱した病的な細菌叢が治療後も容易に元の細菌組成に戻らないことは、バイオフィルムを形成する細菌の相互作用の強固さや複雑さを我々に再認識させた。本結果は歯周病予防の重要性のほか、現行の治療法の限界を示している。一方で、ある数種の細菌は病状の進行に伴い明らかに細菌の割合が増えるといった傾向が認められたことから、新たな歯周病予防・早期治療のための細菌学的マーカーとして臨床応用が期待できる。
|