研究課題/領域番号 |
20K09944
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
長澤 敏行 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90262203)
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研究分担者 |
岩崎 剣吾 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (40401351)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | HOX / DLX5 / DLX6 / Barx1 / periodontal ligament / gingival fibroblasts / ALP / OPG / IL-6 / Periodontal ligament / Gingival fibroblast / dermal fibroblast / miRNA / 幹細胞 / 歯周炎 / 組織再生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では正常な歯周組織ならびに歯周炎でmiRNAおよびHOX遺伝子が分化・増殖を制御する機構について詳細に検討し、歯周炎における病的なHOX発現を診断するシステムを確立する。さらに正常なHOX遺伝子を発現した間葉系幹細胞を歯周組織欠損に移植することで、発生における組織再生を模した歯周組織再生療法の基盤を確立する。
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研究成果の概要 |
本研究は歯周炎局所の線維芽細胞が発現する部位特異的なHOX遺伝子/miRNAの発現を明らかにする目的として様々な線維芽細胞のホメオボックス遺伝子の解析を行った。歯肉、歯根膜、口唇および皮膚の線維芽細胞株を用いてマイクロアレイ解析を行ない、HOX遺伝子発現を検討した。矯正の便宜抜去時に同一患者から歯根膜線維芽細胞と歯肉線維芽細胞を分離し、遺伝子発現を比較した。DLX5, DLX6およびBarx1は歯根膜および歯肉線維芽細胞で高く、歯周組織に特異的なホメオボックス遺伝子であり、とりわけDLX5の高発現が歯根膜線維芽細胞の特徴であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体内に分布する間葉系幹細胞は異なるHOX遺伝子を発現し、細胞分化と組織の形成を制御することが報告されている。また関節リウマチの病変部では特徴的なHOX遺伝子の発現が認められることも報告され、HOX遺伝子は正常な組織の発生を制御するだけでなく、発現パターンによっては組織破壊への方向に導くことも示唆されている。これらの背景から歯周組織に特徴的なHOX遺伝子を明らかにすることで解剖学的に異なる部位における疾患の類似性および差異が明らかとなり、分子基盤に基づく治療が導入できる可能性が期待される。特に歯周組織再生においては幹細胞から歯根膜、歯槽骨および歯肉への分化を制御する基盤となることが期待される。
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