研究課題/領域番号 |
20K09947
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
梅村 直己 朝日大学, 歯学部, 講師 (80609107)
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研究分担者 |
大越 絵実加 青森大学, 薬学部, 教授 (10287667)
近藤 信夫 朝日大学, 歯学部, 教授 (40202072)
高山 英次 朝日大学, 歯学部, 准教授 (70533446)
河野 哲 朝日大学, 歯学部, 教授 (80340074)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯髄幹細胞 / 象牙芽細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは、これまでに歯髄幹細胞の象牙芽細胞への分化誘導メカニズムの解明に取り組んできた結果、CD44-Akt-mTORのシグナルが関与していることが示唆された。そこで、本研究課題では、そのシグナルが象牙芽細胞への分化誘導に重要であるかの検証を行い、さらに歯髄幹細胞を効率的に象牙芽細胞へ分化誘導する新規化合物を検索し、歯髄保護作用と象牙質再生能を動物実験で検証する。これにより歯科臨床応用へのエビデンス構築の分子基盤を得る。本研究により、歯科医療に直結する歯髄保護法、象牙質再生法を提示することが可能となることが期待できる。
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研究成果の概要 |
研究課題である歯髄幹細胞を象牙芽細胞様へと分化させる化合物として、我々はビタミンKの基本骨格であるナフトキノン誘導体に注目した。ナフトキノン誘 導 体を中心にスクリーニングをした結果、shikoninに歯髄幹細胞を象牙芽細胞へと分化誘導する機能を保持することを明らかにした。さらにshikoninによる歯 髄幹細胞を象牙芽細胞へと分化誘導メカニズムを検証した。その結果、CD44の存在化でAkt-mTORの細胞内シグナル伝達を介して分化誘導していることを解明し た。 この研究成果は科学雑誌connective ttissue researchにおいて公表している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古くから歯の中に含まれる未分化な細胞群が存在していることが知られていたが、近年の研究で、それらは「歯髄幹細胞」であり、多分化能を保持していることが知られるようなり、骨の再生や神経の再生治療への応用が試みられている。その一方で、歯の再生に向けて歯髄幹細胞の応用研究は少ない。 そこで、本研究課題において、歯髄幹細胞を象牙芽細胞へ分化誘導するメカニズムを探究し、ビタミンKの基本骨格であるナフトキノン誘導体が歯髄幹細胞を象牙芽細胞へと分化誘導することを明らかにし、そのメカニズムも明らかにした。この発見により、歯科臨床応用への期待が高まった。
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