研究課題/領域番号 |
20K09968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
畠山 純子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (50374947)
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研究分担者 |
廣藤 卓雄 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10189897)
米田 雅裕 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10253460)
城戸 瑞穂 佐賀大学, 医学部, 教授 (60253457)
阿南 壽 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 病院顧問 (80158732)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 象牙質修復機構 / メカノセンサー / TRPV4 / 象牙質・歯髄複合体 / TRP |
研究開始時の研究の概要 |
歯にメカノストレスや齲蝕などの侵襲が加わると修復象牙質が形成される。象牙芽細胞にメカノセンサーであるTRPVチャネルが存在し、機能的な働きをしていることが報告された。しかし、メカノストレス受容によるTRPチャネルの活性化により象牙質にカルシウムの排出がなされ、反応性象牙質形成が起こることが予想されるが、メカノストレス受容による象牙質の基質分泌や硬組織形成についての知見は、未だなされていないのが現状である。 本研究でTRPV4の欠損により生活歯髄切断法、咬合性外傷モデル動物での修復象牙質の形成抑制が認められれば、TRPV4の作動薬あるいは拮抗剤を将来の齲蝕治療の戦略へと加えることができる。
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研究実績の概要 |
歯には常に咬合力などのメカニカルストレスが加わり、歯髄にも影響して象牙芽細胞に伝達される。覆髄法や生活歯髄切断法などは歯髄保護を目的として象牙質を形成させる方法であるが、メカニカルストレスがこれらの施術後の修復象牙質形成にどのように影響するのか、どの様なメカニズムによるかなどについては不明な点が多い。そこで、本研究では ①象牙質・歯髄複合体におけるメカノセンサーの発現と機能について明らかにする。② メカノストレス下で象牙質の石灰化機構を解明することを目的とする。本研究成果は、メカノストレスがどの様なメカニズムで象牙芽細胞を刺激し、石灰化を起こすのかを解明する端緒隣学術的意義は大きい。また、メカノセンサーのアンタゴニストやアゴニストを標的とした象牙質誘導能を有する修復材の創出のための基盤構築を図ることとなる。 本年度は咬合が確立する8週齢のラット第一大臼歯に実験的露髄面を作成し、直接覆髄剤を塗布し、グラスアイオノマーセメントで仮封して、0, 3, 9週経過後のデンティンブリッジ形成を観察する予定で、実体顕微鏡、カメラ等の準備を整えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は、実験系の立ち上げで実体顕微鏡などの購入をした。世界的なCOVID-19の感染流行により、機材の到着遅れが生じたことや学内業務多忙のため、準備に遅延が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
本来R4年度に行う予定であった実験を、入念な準備のうえでR5年度に行うものである。
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