研究課題/領域番号 |
20K09970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
八幡 祥生 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (30549944)
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研究分担者 |
齋藤 正寛 東北大学, 歯学研究科, 教授 (40215562)
山田 聡 東北大学, 歯学研究科, 教授 (40359849)
半田 慶介 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (40433429)
野杁 由一郎 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50218286)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / 根尖性歯周炎 / 治療抵抗性顎骨破壊 / 口腔内炎症性疾患 / 臓器間炎症ネットワーク / 治療抵抗性 / 難治性根尖性歯周炎 / エンドドンタルメディスン |
研究開始時の研究の概要 |
炎症性腸疾患による腸管免疫の破綻は、朝の炎症のみならず全身各所の炎症の増悪化に寄与する難治疾患である。局所免疫能力の低下は根尖性歯周炎の難治化にも大きな影響を与えることから、その相互作用を分子病理学的に解明することを目的としている。さらに、全身疾患下で難治化する根尖性歯周炎に対するバイオマーカーを用いた新規診断技術および分子標的薬を使用し抗炎症療法を主眼とした新規根管治療技術を提案することを目的としている。
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研究成果の概要 |
近年口腔と全身の関係について多くの因果関係が明らかにされており、特に炎症性腸疾患は腸のみならず全身の免疫機構の低下を招き、歯科領域においても根尖性歯周炎など口腔内炎症性疾患のハイリスクになる。そこで本研究は炎症性腸疾患モデルマウスに根尖性歯周炎を併発させ、炎症動態の解析を行った。本研究成果より、炎症性腸疾患の合併症として引き起こされる顎骨破壊の増悪化がTh17細胞を中心とする獲得免疫の活性化で引き起こされていることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,対応が口腔内局所の炎症制御に終止している,口腔内炎症性疾患に対して,全身との関連による炎症の増悪化を解明した本研究は意義深く,今後の治療戦略として,腸疾患,口腔疾患がそれぞれ独立して介入するのではなく,学際的なアプローチの重要性を説く研究の一端となる.
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