研究課題/領域番号 |
20K09975
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩田 倫幸 広島大学, 病院(歯), 助教 (30418793)
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研究分担者 |
水野 智仁 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60325181)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯周組織再生 / 間葉系幹細胞 / 歯周靭帯細胞 / 歯肉線維芽細胞 / HDAC / ヒストンアセチル化 / ヒストン脱アセチル化酵素 / エクソソーム / microRNA / 歯周組織構成細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
歯周組織再生治療法の1つである間葉系幹細胞(MSC)移植において、MSCは移植局所に存在する歯周組織構成細胞によって細胞分化を含めた細胞機能の制御を受ける。さらに、MSCがエクソソームを分泌することで周囲の歯周組織構成細胞と協調して歯周組織再生に至る。しかし、歯周組織構成細胞が分泌する因子に関しては、構成要素および細胞への影響について未だ不明な点が多い。 そこで、本研究では、MSC移植において歯周組織構成細胞およびMSCが分泌するエクソソームに焦点を当ててMSC細胞機能制御因子および制御メカニズムを解明するとともに、MSCが分泌するエクソソームを応用した効果的な歯周組織再生の実現を目的とする。
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研究成果の概要 |
歯周組織再生治療としてのMSC移植において、MSCは移植局所に存在する歯周組織構成細胞との直接接触または間接接触によって細胞機能の制御を受ける。しかし、歯周組織構成細胞が分泌する因子には未だ不明な点が多いため、本研究では、歯周組織構成細胞からの分泌因子によるMSC細胞機能制御因子および制御メカニズムを解明した。 本研究において、歯周組織構成細胞からの分泌因子により、MSCにおけるHDAC1およびHDAC2の発現・リン酸化および活性制御が影響を受けることで、MSC骨分化が制御されることが明らかとなった。 本研究成果を応用した歯周組織構成細胞と調和の取れた歯周組織再生治療法の確立につながると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、歯周組織構成細胞であるHPL cellsとHGFからの液性因子によって、MSCの骨分化が制御される際に影響を受ける因子が確定された。これにより、MSC細胞機能制御因子の中心を担う因子の一つが同定されたため、今後、これらの因子に対する制御因子の同定および相互作用因子の同定を行うことによって、これらを応用した歯周組織構成細胞と調和の取れた効果的な歯周組織再生治療法の確立につながることができ、更には、他の医療分野において応用されるMSCの細胞機能制御因子の同定につながると考えられるため、学術的意義および社会的意義は大きいと考えられる。
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