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多能性幹細胞より味細胞への分化誘導法の開発;味蕾オルガノイド共培養を用いて

研究課題

研究課題/領域番号 20K10005
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関京都大学 (2021-2022)
関西医科大学 (2020)

研究代表者

川村 文彦  京都大学, 医生物学研究所, 特定助教 (10757074)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード味蕾オルガノイド / 分化誘導 / 多能性幹細胞 / 味覚再生 / オルガノイド / 味蕾 / 共培養 / 再生医療 / iPS細胞 / ES細胞 / 味覚障害 / CRISPR screening / 味 / 味評価
研究開始時の研究の概要

味覚の再生医療を目指す。
舌上皮に点在する味蕾には、味覚を司る味細胞の幹細胞が存在すると言われていた。しかしながら我々が行った細胞系譜追跡法によって、味蕾には前駆細胞しかなく、舌上皮の乳頭間窩(Interpapillary pit; IPP)に味幹細胞が存在することが判明した。先行研究において樹立したIPP由来味蕾オルガノイドと、マウスES細胞より内胚葉系に分化誘導した細胞とを共培養したところ、世界で初めて3種の味細胞マーカーを発現する細胞塊を確認した。本研究では、この味細胞分化誘導法の確立を目指し、さらにヒトiPS細胞に応用することを目的とする。将来的には味覚障害患者の再生医療を目指す。

研究成果の概要

五感のひとつである味覚を司るのは味細胞である。これまでに多能性幹細胞から味細胞を分化誘導した報告はなかった。申請者は先行研究において、マウスES細胞から味細胞マーカーを発現する分化細胞を作製した。本研究では分化誘導効率を上げるために、Sox2を薬剤誘導性Tet-onシステムを用いて分化段階特異的に強制発現させた。蛍光レポーターでもSox2発現も確認でき、今までより多くの味細胞マーカー陽性細胞を作製できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞レベルの味覚研究を行うには大量の味細胞が必要となる。今まではマウスやサルなどの実験動物から味蕾オルガノイドを作製していたが、分裂回数や供給量には限界がある。多能性幹細胞から味細胞を分化誘導できれば、味覚研究全般が大幅に進展すると考えられる。社会実装できる可能性も高い。本研究ではマウスES細胞より効率的に味細胞マーカー陽性細胞を作製できた。これは、ヒトES細胞やヒトiPS細胞にも応用できると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] ES/iPS 細胞より味細胞への分化誘導法の開発2022

    • 著者名/発表者名
      川村 文彦
    • 学会等名
      第1回 JASTS 若手の会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] iPS細胞から味細胞作製 -おいしさの見える化と味覚障害治療を目指して-2021

    • 著者名/発表者名
      川村文彦
    • 学会等名
      第10回超異分野学会本大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] iPS細胞から味細胞作製 -おいしさの見える化と味覚障害治療を目指して-2021

    • 著者名/発表者名
      川村文彦
    • 学会等名
      第10回超異分野学会本大会テクノロジースプラッシュ
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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