研究課題/領域番号 |
20K10035
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大上 博史 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (70711307)
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研究分担者 |
竹田 洋輔 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (80812560)
横井 美有希 広島大学, 病院(歯), 助教 (90826869)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歯の喪失 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではまず,in vitroでBDNFが脳血管機能へ及ぼすメカニズムを検討する。主に脳血管内皮細胞のタイトジャンクションに関する解析を行う。次にマウスを用いた実験により歯の喪失が脳血管機能へ及ぼす影響を検討するため,行動学的実験を行う。これらの結果を総括して歯の喪失がADなどの認知症と同様の脳血管障害を引き起こすメカニズムを分子生物学的に解明し,歯の喪失の予防や口腔の機能維持が全身の健康に及ぼす影響を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は歯の喪失がADなどの認知症と同様の脳血管障害を引き起こすメカニズムを分子生物学的に解明することを目的とした。マウス臼歯の抜歯を行うことで実験的な歯の喪失を生じさせ,口腔機能を低下させた実験群を設定した。観察期間後,バーンズ迷路など学習・記憶能など測定する行動実験を中心に行った。その後,脳組織を採取しウェスタンブロット解析や免疫組織化学染色を行った。 その結果,実験的な歯の喪失により,学習記憶能が低下し,脳血管機能に重要な血液脳関門(BBB)のタイトジャンクションに影響を与えることが明らかとなった。歯の喪失によるBBBへの影響を報告はこれまでになく,新たな知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯の喪失と認知機能が関連することは従来疫学研究で示されているが,そのメカニズムは不明である。アルツハイマー病(AD)など認知症患者の多くは脳血管障害を伴うことが明らかとなってきたことから,歯の喪失が認知機能低下を引き起こすメカニズムを脳血管機能に着目して明らかにできるのではと着想した。実験的な歯の喪失により,学習記憶能が低下し,脳血管機能に重要な血液脳関門(BBB)のタイトジャンクションに影響を与えることが明らかとなった。歯の喪失によるBBBへの影響を報告はこれまでになく,新たな知見が得られた。
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