研究課題/領域番号 |
20K10045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
野川 敏史 北海道大学, 歯学研究院, 招へい教員 (80759332)
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研究分担者 |
齋藤 正恭 北海道大学, 歯学研究院, 特任准教授 (00133752)
横山 敦郎 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (20210627)
高山 芳幸 北海道大学, 大学病院, 講師 (30236369)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | インプラント支持部分床義歯 / インプラント / 部分床義歯 / 機能評価 / ISRPD / アタッチメント / 挙動応力解析 / 臨床機能評価 |
研究開始時の研究の概要 |
インプラント支持部分床義歯は、インプラントと部分床義歯の長所を併せ持った治療方法であり、低侵襲で高い治療効果を期待できる。しかし、その義歯設計やアタッチメントの選択についてコンセンサスが得られていない。本研究では、アタッチメントの違いによるインプラント支持部分床義歯や直接支台歯の挙動や応力がどのようになっているかを、実際の患者のCTデータを用いて3Dモデルを構築して検討し、実臨床の機能評価と合わせて評価する。これによって、最適なアタッチメントの要件を検索し、欠損歯列の拡大を防止し、口腔機能の回復を目的としたインプラント支持部分床義歯に最適なアタッチメントを開発する。
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研究成果の概要 |
患者のCTデータから評価用顎態模型とした。模型上にISRPDを作製し、アタッチメントは可変式に構築して、ロケーターアタッチメント、O-リングアタッチメント、磁性アタッチメントおよび電鋳テレスコープで義歯並びに直接支台歯の動態評価を行った。その結果、ロケーターアタッチメントは,その他のアタッチメントと比較して,義歯遠心端沈下量の抑制効果が低い可能性が示された。 また、臨床機能評価のため、ISRPDを装着している患者を対象に、各アタッチメントの機能評価を行った。各アタッチメントにおいて、咀嚼能率、OHIP、VASを用いた満足度に大きな差は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下顎遠心遊離端欠損の補綴方法として、インプラントや義歯が用いらえるが、それぞれの方法に利点欠点があり、それぞれの特徴を補う方法としてインプラント支持部分床義歯(ISRPD)が使用されるようになってきている。しかし、ISRPDの応用については、十分なコンセンサスが得られていない部分がある。本研究では、ISRPDに使用するアタッチメントが義歯および直接支台歯の挙動にどのような影響を与えるかを検討することで、より最適なアタッチメントを選択、開発するための一助となる。
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