研究課題/領域番号 |
20K10073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
諸井 亮司 九州大学, 大学病院, 助教 (70325471)
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研究分担者 |
築山 能大 九州大学, 歯学研究院, 教授 (10236870)
古谷野 潔 九州大学, 歯学研究院, 特別教員 (50195872)
荻野 洋一郎 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (50380431)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 口腔機能 / 顎顔面補綴 / 口腔機能低下症 |
研究開始時の研究の概要 |
顎顔面補綴は頭頚部、口腔の腫瘍に伴って、形態的な欠損を生じた場合に義歯を含めた形態、機能の回復を図るものであるが、その客観的な評価はこれまで明確に示されてなかった。一方、口腔機能低下症の診断基準が明確され、特に高齢期における口腔機能の評価法が確立された背景がある。 本研究では、すでに確立されている口腔機能低下症の診断基準を用いて顎顔面補綴患者の口腔機能を評価することと顎顔面補綴患者における基準値を検証することを目的とした研究である。
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研究実績の概要 |
2023年度は、研究に関する情報収集とこれまでの研究結果をまとめ、論文執筆を行った。 研究成果の発表としては、2023年6月愛知県名古屋市で開催された一般社団法人顎顔面補綴学会で研究成果を発表した。本会では、下顎顎補綴患者の咀嚼機能に関与する包括的な解析を行った。50名(男性30名、女性20名)の対象患者について、咀嚼機能について被験者群を二分し、比較したところ、基準値を上回る患者は解析項目すべてにおいて有意差を認めた。また、ロジスティック回帰分析を行ったところ、術式が有意な影響を与えることが示された。 また、上顎患者の咀嚼機能について、55名の患者を対象に解析したところ、残存歯数、機能歯数、最大咬合力、最大舌圧で有意な相関を認めた。また、同じく条件付きロジスティック回帰では、機能歯数で有意なオッズ比を認めた。本研究については、論文投稿を行い、掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナの蔓延によって、学会参加や発表ができなかったものの、1年遅れとはなったが、論文発表ができ、今後も可能ならば論文執筆を進めていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
上記の通り、データの取集、解析は終了したために、今後は論文執筆を進めていく。
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