研究課題/領域番号 |
20K10089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
遊佐 和之 山形大学, 医学部, 助教 (80636960)
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研究分担者 |
山本 修 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (00230540)
福田 雅幸 秋田大学, 医学部附属病院, 准教授 (20272049)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 顎骨再建 / 骨芽細胞 / 幹細胞 / 再生医学 / 分子生物学 |
研究開始時の研究の概要 |
自家骨移植による顎骨再建は、採取できる骨量、移植後の骨吸収、ドナーサイトへの侵襲など様々な問題を抱えており、再生医療学的アプローチによる低侵襲な顎骨再建法の開発への期待が高まっている。申請者はこれまで生体内微量元素の1つである亜鉛の骨芽細胞分化、骨形成促進作用に着目し、研究を行ってきた。本研究では申請者らが開発した亜鉛修飾処理を施した亜鉛徐放性チタンメッシュシートおよび歯髄幹細胞を用いた顎骨再建法の構築を目的としてin vitroにおける骨芽細胞分化促進作用および分化メカニズムの解析とin vivoにおける骨欠損部での骨形成能に関して基礎的研究を行う。
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研究成果の概要 |
顎顔面領域における腫瘍等に起因する広範な顎骨欠損に対して顎骨再建およびデンタルインプラントを用いた咬合再建が行われる。申請者らはこれらの治療が顎骨欠損患者の機能回復およびQOLの回復に寄与する事を報告してきた。 一方で自家骨移植による顎骨再建は、採取できる骨量、ドナーサイトへの侵襲など様々な問題を抱えており、再生医療学的アプロー チによる低侵襲な顎骨再建法の開発への期待が高まっている。本研究では申請者らが開発した亜鉛修飾処理を施した亜鉛徐放性チタンメッシュシートおよび歯髄幹細胞を用いた顎骨再建法の構築を目的する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の遂行により、低侵襲かつ安全性を有した顎骨再建法の構築に貢献できると考えられる。さらに、現在までに行ってきた予備的研究では早期の骨芽細胞分化が確認されており臨床応用が可能となれば、治療期間の短縮により患者の身体的・経済的負担の改善にも寄与できると考えられる。
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