研究課題/領域番号 |
20K10098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
岐部 俊郎 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (50635480)
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研究分担者 |
渕上 貴央 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (40772439)
岸田 昭世 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50274064)
中村 典史 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (60217875)
田口 哲志 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, グループリーダー (70354264)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 顎骨壊死 / 血管新生 / 人工材料 / 生体材料 / 骨新生 / 骨再生 / MRONJ / 創傷治癒 / 自律神経 / 骨粗鬆症 / Wnt |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは、国立研究開発法人物質・材料研究機構(以下、NIMS)と共同研究を行い、血管新生誘導型の疎水化ゼラチン由来の生体接着膜(以下、HxAlGltn)を開発し、動物実験における創部血管新生促進モデルを確立した。さらに、Wntシグナルは血管新生と血管の安定化に寄与し、骨形成においても関連することが近年報告されている。 そこで本研究では、MRONJ治療戦略の新たな知見と治療法の開発のため、マイクロ粒子化したHxAlGltnを応用して骨粗鬆症・MRONJマウスと、3D共培養モデルを用いてWntシグナルが介在する血管新生の促進・成熟が骨形成や周囲の細胞へ与える影響を解析する。
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研究成果の概要 |
本研究では、MRONJ治療戦略の新たな知見と治療法の開発を目的として、研究を行なった。HxAlGltnを用いた創傷治癒における動物実験のデータをまとめ、論文投稿を行い国際誌に掲載された。(Koga T, Kibe T, et.al. Oral Science International 2020)生体材料については、オクタリン酸カルシウムコラーゲン複合体を骨芽細胞株へ適応したところ、種々の骨分化因子の著明な発現、石灰化の亢進を確認された。また、臨床データについては国際誌へ投稿し、掲載された。( Kibe T, et.al. J Oral Maxillofac Surg 2021)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、MRONJ治療戦略を検討する上で、骨形成と軟組織による生体バリアの回復に重要な血管新生を着眼点と考え、これらに関与するシグナルの解析を行うことで、MRONJ治療戦略における新たな知見獲得を目指した。今回用いた生体材料は、顎骨壊死などの骨欠損に対する治療効果に対して有用である可能性が示唆された。そのため、人工材料を顎骨壊死治療に用いる治療戦略においては、社会的意義があると考えられる。
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