研究課題/領域番号 |
20K10129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
平木 昭光 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (60404034)
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研究分担者 |
吉本 尚平 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (70780188)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 唾液腺 / 再生 / 分化 |
研究開始時の研究の概要 |
唾液腺の再生研究は唾液腺原基の幹細胞や多能性幹細胞(iPS 細胞/ES 細胞)を用いた、器官再生(オルガノイド)による再生医療が盛んに行われ、その成果が報告されている。一方で、臨床応用を目指した生体への移植において、安全面や倫理面での課題が残されている。 本研究は成体マウスから唾液腺幹細胞を樹立し、これを幹細胞のソースとして、器官再生や幹細胞移入による生体の唾液腺再生法の構築と臨床応用を目指すものである。これにより、唾液腺再生研究の課題が解消され、理想的な再生医療が可能となる。
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研究成果の概要 |
生体マウスから2つの手法を用いて唾液腺幹細胞A、Bを分離、培養することができた。これらの細胞は唾液腺分化マーカーであるアミラーゼやAQ5の発現上昇や、2、3次元的に唾液腺管様配列の誘導が可能であった。この分化誘導にはCa濃度やHGF、IV型コラーゲンが関与する可能性が示唆された。また、唾液腺再生にはさらなる分化誘導が必須であり、新たな条件や刺激因子が必要と考えられた。 予備実験にてマウス胎仔唾液腺原基から分離した細胞は間葉組織との共培養でGalanin、 R-spondin3の強発現が認められた。この因子は唾液腺分化誘導において重要な可能性があり、新たな刺激因子として実験を計画している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
唾液腺の再生研究は唾液腺原基の幹細胞や多能性幹細胞(iPS細胞/ES細胞)を用いた、器官再生(オルガノイド)による再生医療が盛んに行われ、その成果が報告されている。一方で、臨床応用を目指した生体への移植において、唾液腺機能の獲得や安全面、倫理面での多くの課題が残されている。 本研究は成体マウスから唾液腺幹細胞を樹立し、これを幹細胞のソースとして、器官再生や幹細胞移入による生体の唾液腺再生法の構築と臨床応用を目指すものである。このように唾液腺再生研究の課題を解決することで、理想的な再生医療が可能となる。
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