研究課題/領域番号 |
20K10140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
高橋 章 徳島大学, 病院, 講師 (30252688)
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研究分担者 |
山村 佳子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (00581406)
工藤 隆治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (10263865)
福田 直志 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (10804156)
宮本 洋二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (20200214)
工藤 景子 徳島大学, 病院, 講師 (70380029)
栗尾 奈愛 徳島大学, 病院, 講師 (80622141)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口腔癌 / リンパ節転移 / 超音波イメージング / 超音波診断 / 頸部リンパ節 / 転移モデル |
研究開始時の研究の概要 |
口腔癌の治療成績と治療後の生活水準の向上のためには、頸部リンパ節の初期転移に対する診断精度の向上が必須である。本研究では動物実験系により口腔癌の頸部リンパ節転移モデルを確立すること、ならびに最新の超音波イメージングを用いて、口腔癌の超早期リンパ節転移に対する検出能を改善させることにより、口腔癌患者の生命予後の向上を目指す。
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研究成果の概要 |
口腔癌による頸部リンパ節転移を超早期の段階で正確に評価できる超音波画像検査法ならびに診断基準を確立した。 1)臨床評価:口腔癌症例に対し、頸部リンパ節の超高分解能Bモードイメージングならびに高分解能ドプライメージング(Superb Microvascular Imaging : SMI, B-Flow)を行い、これらの所見をもとに初期リンパ節転移の判定が可能になった。 2)口腔扁平上皮癌細胞株樹立:ウサギに対して増殖能を有するVx2口腔癌細胞に緑色蛍光蛋白質をトランスフェクションした細胞株を樹立し、転移可視化モデルへの応用の基礎を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌の頸部転移は生命予後への影響が大きく口腔癌研究における重要なテーマである。リンパ節転移の初期転移に対する診断精度の向上は、治療成績向上とQOL向上のために必須である。学術的意義として、今回の臨床評価により、初期頸部リンパ節転移の診断能向上がえられ、患者に最適な治療方針を決定することができるようになった。またGFPを付与した口腔扁平上皮癌細胞モデルを樹立できたことにより、in vivoでの転移可視化を行う基礎が構築できた。本研究成果は、口腔癌に罹患した患者に対してQOL改善にもとづく社会復帰への寄与、ならびに国民医療に関わる費用の軽減に寄与することが期待される。
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