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Hotz床治療による能動的顎誘導に向けた有限要素解析の応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K10160
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

飯田 征二  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40283791)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード口唇裂・口蓋裂 / Hotz床 / 顎発育誘導 / PNAM装置 / 哺乳床 / 口唇形成術 / 口唇口蓋裂 / 顎発育 / NAM装置 / 舌圧 / 口蓋裂 / 口唇裂 / 有限要素解析 / 手術前矯正 / 哺乳運動
研究開始時の研究の概要

片側性完全口唇口蓋裂患者の上顎歯列模型を3Dスキャンしてデータ化し、PC上でシミュレーションを行う。初年度では、3Dモデル上で作成し、Hotz床を作成し、仮想の舌圧を付与した場合の、口蓋接触面ならびに口蓋骨面への応力の分布を計算し、目的とする顎発育方向への影響を検討する。Hotz床は軟性レジンと硬性レジンにより構成されていおり、その構造内に含まれている構成の違いによる特性の相違などをあきらかにする。ついで、そのモデルでの口蓋形態を種々あたえ、口蓋年買う、口蓋骨への影響を検討する。また、それらをもととし両側性を含めた各種裂型のモデルを用いて解析を行い、その相違をも検討を行う。

研究成果の概要

本研究は口唇裂口蓋裂治療での最初の治療であるHotz床の形態に関して力学的観点からエビデンスを求めることを目標としたものである。口蓋前方部の隆起を設けることにより舌圧により前方への成長が誘導されることを仮説として研究を立案した。有限要素解析を実施する前段階で歯列模型でそれぞれの装置での顎発育を比較することから先行したところ、両装置の発育への差は認められず、上顎結節の幅に対してHotz床が大きい傾向がみられ舌の前方への圧力の効果が低いことが明らかとなり、仮説の誤りであることが示された。そのため数学的研究は今後側方への効果を示す必要があると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

口唇裂口蓋裂治療では、形態的機能的問題の解消のため様々な工夫が行われているがその形態的側面から効果を検証することは少ない。今回は力学的な変化について言及を行うべきところであるが、結果として臨床で得られる顎発育について、口蓋の形態の関与は少なく、哺乳改善の効果を目的とすることが明らかとなり、前方への発育誘導を目的とし意図的な形態の変更は意味が少ないことが示され、臨床で有用な常歩として還元できると考えている。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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