研究課題/領域番号 |
20K10165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
宮腰 昌明 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (90614933)
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研究分担者 |
北川 善政 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (00224957)
犬童 寛子 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (00301391)
伊藤 紘 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, 主任研究員 (80793934)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 低酸素 / 口腔癌 |
研究開始時の研究の概要 |
癌組織において検出される低酸素環境は、低酸素誘導因子HIF1を活性化、腫瘍の代謝活性を亢進し、治療抵抗性に関わる事で患者の生命予後に重大なインパクトを与える。 これまでわれわれは腫瘍特異的で低酸素非依存的なHIF1活性化による代謝活性亢進およびリンパ節を主体とした転移巣形成への関与を証明してきたが、放射線治療抵抗性への関与に関しては未だ不明な点が多く、やはり治療応用への道は遠い。 一方でこのHIF1活性化は腫瘍特異性が非常に高いことから安全性を高い次元で両立した革新的な癌治療に直結する可能性が高い。 本研究では治療応用を最終目標として、臨床に直結した背景となる学術的基盤の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
癌組織において検出される低酸素環境は、低酸素誘導因子HIF1を主体としたシグナル経路を活性化、腫瘍の代謝活性を亢進し、治療抵抗性に関わる事で患者の生命予後に重大なインパクトを与える。現在、低酸素状態改善を目指した研究が世界中で進行中だが有効な治療方法の確立には至っていない。 これまでわれわれは腫瘍特異的で低酸素非依存的なHIF1活性化による代謝活性亢進およびリンパ節を主体とした転移巣形成への関与を証明してきたが、放射線治療抵抗性への関与に関しては未だ不明な点が多く、やはり治療応用への道は遠い。 一方でこのHIF1活性化は腫瘍特異性が非常に高いことから安全性を高い次元で両立した革新的な癌治療に直結する可能性が高い。本研究では全人類の悲願である癌征圧を念頭に、治療応用を最終目標として、臨床に直結した背景となる学術的基盤の確立を目指す。 昨今の社会情勢から共同研究、学会活動が強く影響を受ける中、当初計画にそった形での研究に着手することは困難な状況であったため、情報収集を主体とした研究活動となっており、研究計画の延長を余儀なくされた。 現時点での社会情勢を鑑みると完全な事態収束は困難と考えざるを得ないが、様々な制約が緩和されていく中で研究計画本幹に関わる修正変更は予定せず、臨床データ蓄積および培養実験を主体とした研究内容を先行して開始し、本来の研究計画達成に向け、各プロジェクトを鋭意、実行していく。一定の研究成果がまとまった段階で、可及的速やかに本計画による研究成果公表に向け準備を進めていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
世界的な社会情勢から共同研究、学会活動に制限が残り、当初予定にそった研究は開始できていない。昨年度は単独施設での研究活動にも一部制限を要する状況で、実情として文献あるいは一部の学会活動を主体とした情報収集のみが可能な情勢であった。現時点では必要な事前準備に基づいて個々の研究活動に関して概ね再開が可能となってきており、計画遂行にあたってはある程度の予測が立てられる状況にある。 本年度は研究室内での実験とともにデータ蓄積を主体とした臨床研究をすすめ、多くの社会活動が再開する中で速やかに本来の研究計画を遂行していきたい。
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今後の研究の推進方策 |
・情報収集の継続 文献を主体とした情報収集に加え、オンライン開催に加え対面での学会活動が可能となったことから一定程度、予定内容に近い情報収集活動が再開出来ており、本年も同様に継続していくことを予定している。 ・研究室レベルでの実験を継続 現状の社会情勢から直近の国際的な研究活動には未だ不透明な状況が予想されるが、単独施設あるいは国内での研究活動に関しては一定程度、見通せる状況であり、計画中の該当プロジェクトを継続していく。 ・臨床研究継続 臨床研究に関しても少なからず社会情勢の影響が不可避と思われるが、単独施設における症例情報収集に関しては継続し、成果公表へ向けての準備を進めていく。
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