研究課題/領域番号 |
20K10179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
太田 耕司 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (20335681)
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研究分担者 |
武知 正晃 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部), その他部局等, 医師 (00304535)
西 裕美 広島大学, 病院(歯), 助教 (70403558)
重石 英生 広島大学, 医系科学研究科(歯), 講師 (90397943)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Candida albicans / CEACAM1 / 口腔粘膜上皮細胞 / beta-glucan / 細胞壁構成成分 / 口腔粘膜細胞 / 口腔カンジダ症 |
研究開始時の研究の概要 |
現在,口腔粘膜におけるCa (candida albicans) 細胞壁構成成分を認識する受容体の存在,その後の応答経路は国内外においても不明である。口腔粘膜細胞におけるCEACAMファミリーのCa 構成成分の認識機構,またそれらの受容体を介した宿主防御遺伝子の誘導や炎症性遺伝子を調節する機構を明らにし,口腔カンジダ症や口腔粘膜炎症疾患における意義を考察する。
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研究成果の概要 |
CEACAM1 は癌胎児性抗原関連細胞接着分子ファミリー受容体である。口腔粘膜上皮細胞のCEACAM1 が,Candida 細胞壁構成成分を認識し,免疫応答に関連しているかは不明である. 今回の研究によって口腔粘膜上皮細胞へのC. albicans由来のβ-glucan の添加によってCEACAM1 の発現が増加すること,CEACAM1がβ-glucan で誘導されるHO-1 発現調節に関与することを明らかにした.口腔粘膜上皮細胞のCEACAM1がCandida albicans 感染時のHO-1 の調節に関連する免疫応答に重要な役割をもっている可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔粘膜上皮細胞における癌胎児性抗原関連細胞接着分子ファミリー受容体CEACAM1 が,Candida 感染に対する免疫応答に関連しているかは不明とされている. 今回の研究によって国内外で初めて口腔粘膜上皮細胞へのC. albicans生菌,加熱死菌,C. albicans由来のβ-glucan の添加によってCEACAM1 の発現が増加すること,CEACAM1がβ-glucan で誘導されるHO-1 発現調節に関与することを明らかにした.口腔粘膜上皮細胞のCEACAM1がCandida albicans 感染時のHO-1 の調節に関連する免疫応答に重要な役割をもっている可能性が示唆された.
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