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Mechanosensitive microRNAによる下顎骨成長制御メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 20K10207
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関九州大学

研究代表者

高橋 一郎  九州大学, 歯学研究院, 教授 (70241643)

研究分担者 寺尾 文恵  九州大学, 歯学研究院, 助教 (10510018)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードmechanosensitive miRNA / 下顎頭軟骨 / 軟骨細胞分化 / 顎顔面の成長発育 / 軟骨内骨形成 / 機械的刺激応答 / Sox9 / ATDC5 / 下顎頭軟骨細胞 / 細胞増殖抑制 / II型コラーゲン / アルシアンブルー / Mechanosensitive miRNA / 軟骨細胞 / 成長発育制御 / メカニカルストレス
研究開始時の研究の概要

顎顔面骨格の成長発育を制御することは、成長期の矯正歯科治療の最も重要な治療の目標であり、この達成は、成長期以降の正常咬合獲得に大きく貢献する。これまでに申請者らは網羅的解析により、メカニカルストレス応答性を有する mechanosensitive miRNA 候補を見いだした。これら miRNA は、下顎頭軟骨において特異的に働き、 軟骨細胞の分化制御を担っている可能性がある。本研究では、下顎頭軟骨細胞の分化および下顎頭軟骨の成長発育過程におけるメカニカルストレス応答性のmiRNAとしてmechanosensitive miRNAの働きを解明することを目的とした。

研究成果の概要

下顎頭軟骨細胞の分化過程におけるmechanosensitive miRNAの働きを解明することを目的として研究を行った。スクリーニングにより5つの候補 miRNA を特定した。下顎頭軟骨細胞と軟骨細胞株 ATDC5 を用いて発現解析を行い、胎生期の下顎頭軟骨に高発現を示す miR-134 を細胞培養系に添加して検討した。下顎頭軟骨原器由来間葉系幹細胞ならびに ATDC5に miR-134 mimicを導入した場合、細胞の遊走、細胞増殖ならびに軟骨細胞分化が低下することが示唆された。軟骨細胞の機械的刺激により発現する miR-134 が軟骨細胞の分化抑制に寄与していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、近年研究が進んでいる microRNA の機能解析を主な目的としているが、特に下顎頭軟骨におけるこうした分子の機能解析については、我々のグループが世界で先駆けて開始し、研究を進めている。また、歯科領域では、顎関節症が歯科の三大疾患の1つと言われ、多くの患者が苦しんでいるが、根本的な治療法は開発されていない。我々は、今回のような研究を通して、まず、分子レベルの基盤的研究を通して種々の可能性を探りながら、将来的にはそうした領域における治療法開発に貢献して行きたいと考えている。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 九州大学病院 矯正歯科 研究について

    • URL

      https://www.ortho.dent.kyushu-u.ac.jp/research/

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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