研究課題/領域番号 |
20K10233
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
渡辺 幸嗣 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (30570650)
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研究分担者 |
中富 満城 産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (10571771)
古株 彰一郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30448899)
牧 憲司 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60209400)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 過剰歯 / エピジェネティクス / 顎顔面発育 / TLE3 / 顔面形成 / 歯の形成 / 顎顔面の形成 |
研究開始時の研究の概要 |
令和2年度に、培養細胞を用いたTLE3の機能の解析(ラット歯原性上皮細胞株を用いた実験、ラット象牙芽細胞様細胞株を用いた実験、マウス軟骨前駆細胞株を用いた軟骨細胞分化実験)を行い、令和3年度に、TLE3ノックアウトマウスの解析(口蓋癒合部の閉鎖を軟骨の分化、骨化を中心に評価、組織学的解析を中心に歯胚形成におけるTLE3の役割を検討)について行い、令和3年度に、妊娠マウスへのTSAの投与および仔の観察(歯および顎顔面の形成における効果の検討)を行うこととする。
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研究成果の概要 |
エピジェネティクスとは“DNA配列の変化を伴わず,ヒストンのメチル化やアセチル化などによる遺伝子発現の遺伝的変化”と定義される.過剰歯の発生には遺伝的要因が関与していると考えられているものの不明な点も多い.本研究ではSNPアレイで過剰歯発生に関与するエピジェネティクスな要因を検索するために,現在過剰歯を有する患者とそうでない患者からDNAをサンプリングすると同時に,その疫学(形態,順生・逆生の別,合併症)について検索した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児歯科の臨床において,歯数の異常である過剰歯は発生頻度が高いものであり,歯数の異常や歯列不正,咬合に影響を与えることは少なくないため、小児歯科臨床上,重要な疾患であるといえる.本研究では,過剰歯発生に関与するエピジェネティクスな要因を検索し過剰歯発生のメカニズムの解明に寄与することに意義がある.また,過剰歯の疫学的な調査を行い過去の文献と比較することにより,世界の地域により多くみられる過剰歯の種類に違いがあることが示唆され,過剰歯発生の遺伝的要因を探るうえで興味深い結果が得られた.
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