研究課題/領域番号 |
20K10247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
江草 正彦 岡山大学, 大学病院, 教授 (90243485)
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研究分担者 |
前田 茂 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50253000)
江國 大輔 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (70346443)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ダウン症候群 / 歯周病 / 次世代シーケンス / メタゲノム解析 / Down syndrome / 次世代シーケンサー / ショットガンメタゲノム / 次世代シークエンス |
研究開始時の研究の概要 |
歯周ポケット内のプラークは主に細菌で構成され,プラークに対する免疫応答の結果として現れる歯周組織の炎症症状が歯周病です。プラークを構成する主な細菌については解析が進んでいますが,解析が困難な細菌やウイルス,真菌についてはほとんど解析されていません。そこで,この研究では次世代シーケンサーを使って,今まで解析が困難であった細菌,ウイルス,真菌の歯周病への関わりを調べることを目的としています。対象は,歯周病が進んだ成人の方,ダウン症候群で歯周病が進んだ方,また口腔外科手術を受ける方としています。この研究によって今まで調べることができなかったプラークの構成要因を明らかにすることができます。
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研究成果の概要 |
歯周ポケット内のププラーク を構成する主な細菌については解析が進んでいますが,解析が困難な細菌についてはほとんど解析されていません。そこで,この研究では次世代シーケンサーを使って,今まで解析が困難であった細菌の歯周病への関わりを調べることを目的としています。対象は,歯周病が進んだ成人の方,ダウン症候群で歯周病が進んだ方としています。この研究によって今まで調べることができなかったダウン症候群患者のプラークの細菌構成を明らかにすることができます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫機能の低下を伴うダウン症候群患者を対象として,歯周病の評価とNGSによる解析結果との関係を調べた本研究ではNGSを用いたショットガンメタゲノム(SGM)とメタ16S解析により,従来解析の対象とすることが困難であった細菌を含めて,プラークを解析することが可能となった。Campylobacterales目はプラーク中に占める割合は最大6.1%と多くはなかったが,ダウン症候群患者で比較的高い割合で存在していた。本研究により,NGS解析では16S rRNA解析よりも精度よく細菌叢の構成を調べることができた。
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