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受動喫煙のバイオマーカーとしてのコチニンと幼児・学童のう蝕の関連についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K10293
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関九州大学

研究代表者

後藤 拓朗  九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (60868785)

研究分担者 古田 美智子  九州大学, 歯学研究院, 准教授 (20509591)
竹内 研時  東北大学, 歯学研究科, 准教授 (10712680)
竹下 徹  九州大学, 歯学研究院, 教授 (50546471)
山下 喜久  九州大学, 歯学研究院, 教授 (20192403)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードう蝕 / 受動喫煙 / コチニン
研究開始時の研究の概要

前向きコホート研究によって、香川県K市1歳6か月児健診受診者125人(観察群)、福岡県小学1、6年生200人で唾液中のコチニン濃度を測定し、1年半および2年間でのう蝕発症との関係を調べる。また、香川県K市1歳6か月児健診受診者125人(介入群)で、保護者で喫煙している者がいる場合は禁煙指導を行い、1年半後の保護者の喫煙行動の変化を観察群と比較する。研究の概要を下記に示す。

研究成果の概要

本研究は学童を対象として唾液中のコチニン濃度を測定し、受動喫煙とう蝕罹患の関係を横断研究と縦断研究で検討した。小学6年生を対象にして調査を実施し、マルチレベルCox回帰分析を行った結果、唾液中コチニンレベルが高い児童では、3年間でう蝕を発症している傾向があった。これは唾液中のコチニン濃度が高い人では、う蝕の発症リスクが高いことを示唆している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

受動喫煙は子どものう蝕と関連することが報告されており、本研究では受動喫煙を客観的に評価することができるコチニンレベルでう蝕との関連性が認められた。保護者が喫煙している家庭では、その子どものう蝕リスクが高くなっている可能性があるため、そのような家庭ではう蝕予防を積極的に進める必要がある根拠を本研究は提示している。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Association of second-hand smoke exposure, quantified by salivary cotinine, with dental caries in Japanese adolescents2023

    • 著者名/発表者名
      Takao N, Furuta M, Takeshita T, Kageyema S, Goto T, Zakaria MN, Takeuchi K, Yamashita Y
    • 雑誌名

      Journal of Oral Science

      巻: 65 号: 2 ページ: 107-110

    • DOI

      10.2334/josnusd.22-0388

    • ISSN
      1343-4934, 1880-4926
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書 2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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