研究課題/領域番号 |
20K10295
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
田口 則宏 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (30325196)
|
研究分担者 |
長島 正 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (40237516)
岩下 洋一朗 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (70168566)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 歯学教育 / アウトカム基盤型教育 / 学習評価 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者らは2015年度に所属施設において、6年間の歯学部卒前教育カリキュラムを従来型の「学習目標準拠型教育」から「アウトカム基盤型教育(以下OBE)」に基づく体系へ改革を行った。本研究では、これまで培ってきた経験値をベースに、OBEで最も重視される学習成果の可視化に対して貢献しうる新たな「統合型評価システム」を構築し、同一の視点から6年一貫で学生個々の能力の成長を記録するとともに、診療参加型臨床実習においても多面的なコンピテンシーの修得状況を評価しうる、汎用性の高い統合型学習評価システムの構築を目指す。これにより、学習者の多様な能力の成長を妥当性をもって客観的に評価できるかを探求する。
|
研究成果の概要 |
鹿児島大学歯学部で導入したアウトカム基盤型教育に基づくeポートフォリオシステムを本学部の教育実態に合わせて改良した。6年間の学生の教育目標の達成度の評価を行う機能を追加した。操作手順が複雑であったため、評価画面を改良した。学生がシステムにログインする際に当大学で共通のIDが使用できるようにした。また、eポートフォリオの利用状況を調査した。その結果、年度とともにふりかえりや評価の科目入力数は増加していたが、全科目での入力には至らず、歯学部学生と教員への更なる周知と配慮が必要と考えられた。グラフと表を提示する機能を追加して、評価を概要から詳細まで可視化することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、アウトカム基盤型教育で最も重視される学習成果の可視化に対して貢献しうる新たな「統合型評価システム」を構築し、同一の視点から6年一貫で学生個々の能力の成長を記録するとともに、診療参加型臨床実習においても多面的なコンピテンシーの修得状況を評価しうる、汎用性の高い統合型学習評価システムの構築を目指しており、これにより学習者の多様な能力の成長を、妥当性をもって客観的に評価できるようになる。
|