研究課題/領域番号 |
20K10327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
恒松 美香子 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 講師 (80710194)
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研究分担者 |
今井 賢治 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 教授 (10257834)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 鍼施術 / 安全管理 / 衛生管理 / 手指衛生 / 災害被災地 / 安全性 / 在宅 / スポーツ現場 / 鍼灸 / 視覚障害者 / 手洗い / 消毒 / 在宅医療 |
研究開始時の研究の概要 |
鍼灸施術は衛生管理が行いやすい施術室内のみならず、災害被災地、スポーツ現場、在宅など、衛生管理が難しい施術室外での施術が求められることもある。手洗い設備等が整備されていない施術室外であっても、衛生的に安全な鍼施術を提供することは必須である。しかしながら、施術室外での鍼施術の衛生管理については先行研究が少ない。そこで、本研究では施術室外であっても衛生的に安全な鍼施術を提供するための方策を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究は、災害被災地、スポーツ現場、在宅など衛生管理が難しいことも想定される鍼施術室外でも衛生的に安全な鍼施術を提供できる操作の構築を行うことを目的とする。 2022(令和4)年度は、インタビュー調査によって、災害被災地で鍼施術を行う際の安全上の問題点を調査した。災害被災地での鍼灸施術の経験がある鍼灸師を対象に、衛生的操作も含め、安全操作が難しかったケースの経験(流水での手洗いが難しいなど、手指衛生操作が施術室と同じように行うことができなかったた、など)、安全操作が難しかったケースに対して、想定されうる改善策について、半構造化インタビュー調査を行った。鍼灸師が災害被災地で施術を行う際は、衛生面において、手洗いが十分に行いにくい状況あるが、消毒薬やグローブを活用した衛生的な施術は可能であると考えられた。今後、消毒薬やグローブなどだけの使用で、鍼施術時に使用する鍼灸針が清潔に保たれるかどうかを検討する必要があると考えられた。また、衛生操作以外の鍼施術上の安全上の問題点としては、落鍼への注意喚起はされていたが、それ以外の安全性については個人で気をつける状況であった現場もあった。安全確保が個人にゆだねられることが無いよう、災害被災地の特徴を考慮した安全対策マニュアル作成の必要性も考えられる。さらに、災害被災地における安全な鍼施術実施のためには、災害被災地での施術は援助をしたいという気持ちだけでなく、必要な準備をした上で、他のスタッフとコミュニケーションをとる必要があることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象者確保に難航したため。
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今後の研究の推進方策 |
現在も、より多くの対象者から災害被災地での鍼灸施術の安全上の問題を聴取するために、インタビュー調査を継続している。また、インタビュー調査と並行して、模擬的に災害被災地を想定した状況での鍼施術を行った際の、鍼灸師手指および施術に用いる鍼灸針の衛生管理について実験を進め、災害被災地などの鍼灸施術室外(スポーツ現場、患者個人の自宅)などで実行可能かつ有用な衛生操作を構築する。
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