研究課題/領域番号 |
20K10359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 |
研究代表者 |
福田 八寿絵 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (60625119)
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研究分担者 |
安藤 宗司 東京理科大学, 工学部情報工学科, 助教 (40803226)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | リスクコミュニケーション / ヘルスリテラシー / 行動変容 / 社会心理的因子 / 医療の適正化 / 視覚化 / 医療事故防止 / リスク認知 / 医療安全 / 視覚情報 / 情報弱者支援 / 高齢者支援 / 医療人教育 / 予防行動 / リスクマネージメント / 医薬品利用 / 個人の属性 / リテラシー / ソーシャルキャピタル / ピクトグラム / 予測因子 / 情報弱者 / 医薬品の適正使用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の意義は、医薬品の適正使用・注意喚起情報としてのピクトグラムの患者ニーズを把握すること補完情報の提供対象として高齢者、障がい者や外国出身者とその家族を想定してユニバーサルデザインとして機能するピクトグラムの開発を行うことにある。 従来のピクトグラムでは、一般市民の意味の解釈が65%から85%以上という基準のみであった。本研究では、ピクトグラムの評価を情報弱者による主観的評価と行動変容調査、視線計測や表情計測という複数の指標により、行うことでユーザビリテイと有用性を向上させる。
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研究実績の概要 |
2023年度は、高齢者等医療情報の弱者に対する視覚記号を含めた医療情報の可視化、情報提供のあり方、リスクコミュニケーションのあり方について国内外の事例について比較検討を実施した。特に医療情報の提供と国内外の制度、医療人的資源の管理との関係やジェンダーとの関係性について文献学的調査研究の実施とまとめを行った。この結果について一部を2冊の著書の分担執筆を行い、2023年度に刊行された。文献調査や研究者との会議によってピクトグラム等の高齢者などの情報の受け手による視覚記号の理解、医療情報の可視化や普及については医療福祉の専門職による普及活動、法的社会的な背景の影響もあり、法規制等の制度設計がカギとなることが明らかとなった。また、インターネット調査によるアンケート調査を行い、調査結果の解析を実施しており、現在、研究成果として公開の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度、2023年度海外調査研究の実施を予定していたが、コロナ対応もあり、訪問先との日程調整に課題があり、ヒアリング調査を実施することが困難であったこと、また研究代表者に家族の介護の必要性も生じたため、次年度1年研究期間の延長を行うこととした。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、現在実施している調査結果を海外査読雑誌に投稿し、研究成果の公表とまとめ、医療従事者の多職種参加によるワークショップの開催により、地域や社会への公表などを計画している。
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