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災害対策本部で必要なリーダーシップを育成するシミュレーション教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K10370
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

臼井 いづみ  千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80595984)

研究分担者 井出 成美  千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (80241975)
馬場 由美子  千葉大学, 医学部附属病院, 副看護師長 (80375906)
吉富 望  日本大学, 危機管理学部, 教授 (10758098)
山下 博之  日本大学, 危機管理学部, 准教授 (40780507)
酒井 郁子  千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10197767)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードシミュレーション教育プログラム / リーダーシップ / 災害対策本部 / シーダーシップ
研究開始時の研究の概要

甚大な自然災害が頻発している昨今、自治体の災害対策本部で必要とされる創造的で適応力のあるリーダーシップを育成するため、実際の災害を題材とした災害対策本部でのリーダーシップを体験するシミュレーション教育プログラムを開発する。自治体の職員に対して開発したプログラムを実装し、その有用性を評価するとともに、行政職員の能力開発に寄与し、もって自治体における災害対応能力の向上に貢献する。

研究実績の概要

本研究は、3年間の研究期間を予定して開始し、昨年度終了予定であった。当初の計画では、3年間で災害対策本部でのリーダーシップとリーダーシップ行動を明らかにし、それに基づいてシミュレーションシナリオを作成して2年目にβテストを実施するとともに、最終年度に実際にシミュレーションプログラムを実施して評価する予定であった。
ところが、初年度COVID-19のために活動が制限され、情報収集などの活動などがほとんどできず、研究計画を変更して、文献検討を開始するとともに動画分析の準備を行った。既存のリーダーシップ尺度の検討を行ったが、妥当なものはなく、独自に開発する必要性が明らかとなった。ウェブ会議で研究ミーティングを行い、実際の災害に関連する報告書から、災害対策本部でのリーダーシップ、リーダーシップ行動、連携の実際を明確にすることを優先することとし、2年目は、文献検討に着手した。また、研究分担者らとともに、遠隔で行う状況付与型シミュレーションを実施し、シミュレーションシナリオ開発のための枠組み、実施方法、事前学習の要素などを検討した。シミュレーションシナリオ作成のための研修会に参加するなどして、新たなシミュレーションシナリオ開発のための準備を行った。
2年目の成果を基に昨年度は、自治体職員を対象とするシミュレーション教材の開発に取り組んでいたが、動画作製の協力を依頼していた業者が、業務を停止したため、教材開発計画が頓挫した。そのため、当初の研究計画を大幅に変更し、研究期間を延長した。改めて災害対策本部のシミュレーションのニーズがあるのか本研究の新規性について、災害とシミュレーションに精通する有識者との意見交換会を実施した。令和5年度は国内外の学会に積極的に参加し、災害時のシミュレーション教育の状況などについて情報収集を行うとともに、シミュレーションプログラムの実施方法についての検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

前年度までの遅れとともに、本年度より所属が変更となり、生活時間や勤務時間が大幅に変わることとなり、研究エフォートを割く時間の確保の調整が難しかった。また、所属の変更により、担当科目が変更となったため、シミュレーションプログラムの大学院生へのベータ―テストをする機会の調整ができなかった。

今後の研究の推進方策

本年度の成果として、災害対策本部のシミュレーションは新規性、ニーズは引き続きあること、災害時を含め、世界の動向としては、VR(仮想現実)を取り入れたシミュレーション教育の手法が多くを占めていた他、AR(拡張現実)やMR(複合現実)の技術も取り入れられ始めていることが確認できた。しかし、本研究でVR,AR,MRを開発することは不可能であるため、引き続き、評価尺度の開発、図上演習のためのシナリオ開発を次年度も継続する。評価尺度開発を優先して実施し、その公表に努める。図上演習としてのシミュレーションシナリオを洗練し、シミュレーションプログラムの実施方法を検討して、実施する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] オンライン同時双方向で実施した災害時専門職連携シミュレーション教育の実際と課題2021

    • 著者名/発表者名
      臼井いづみ,井出成美,馬場由美子,孫佳茹,近藤昭彦,岩崎寛,濱侃,酒井郁子
    • 学会等名
      第14回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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