研究課題/領域番号 |
20K10392
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
|
研究機関 | 東北医科薬科大学 (2023) 盛岡大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
村澤 秀樹 東北医科薬科大学, 医学部, 講師 (50770202)
|
研究分担者 |
山本 寛 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00283557)
下妻 晃二郎 立命館大学, 生命科学部, 教授 (00248254)
齋藤 翔太 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60739465)
荒川 一郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80599754)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 肥満 / QOL / 効用値 / EQ-5D / SF-36 / 健康関連QOL / 医療経済評価 |
研究開始時の研究の概要 |
肥満に関連した保健医療介入の費用対効果を比較するために必要な、日本人肥満者の総合的な体格(BMI)ごとの効用値(医療経済評価に利用可能な選好に基づくQOL尺度)のセットが、現在わが国に存在しない。 そこで本研究では、①日本肥満症治療学会の協力の下で収集が行われている高度肥満患者の効用値と、②本研究で収集する、一般的に肥満と呼ばれる者(BMI≧25)へのインターネット調査で得る効用値、の2つのデータを用いて、合併症を含むさまざまな状態を含む、BMIによる効用値のインデックス(データの一覧表)の作成を試みる。
|
研究実績の概要 |
インターネットパネルでの肥満者に対するQOLアンケート調査を、盛岡大学研究倫理審査委員会の承認を受け、2023年7月25日から2023年8月21日に行った。 調査パネル基本情報において、「1年以内に肥満で入通院している」および 「現在肥満に悩まされている」と登録している者が9,128名であった。このうち、調査に同意し、かつ、身長・体重を入力した4,443名の回答を得られた。このデータを記述疫学的に分析して、2023年12月に行われたQOL-PRO研究会学術集会(京都)において、「BMIと健康関連QOLスコアの関係:Webパネルを用いた横断調査」の演題にて口頭発表を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究において、高度肥満症患者に対する効用値調査をベースとするものである。このため、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況下で、肥満症患者のリスクや健康に対する考え方が異なってきているる可能性があり、これらの動向等も見極めて、実施時期の検討や、質問項目の設定を検討する必要があったため、進捗が遅れたものである。このため、F₋14₋CV「補助事業期間再延長承認申請書」による繰越を行った。
|
今後の研究の推進方策 |
データを取り終え、分析も進んでいることから、これらをとりまとめて学会等での発表を行う予定としている。
|