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自動車運転再開の基準作成にむけた産学連携によるマルチモニタリングシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K10393
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関神戸国際大学

研究代表者

岩瀬 弘明  神戸国際大学, リハビリテーション学部, 准教授 (40633350)

研究分担者 小田桐 匡  京都橘大学, 健康科学部, 准教授 (30388904)
兒玉 隆之  京都橘大学, 健康科学部, 教授 (80708371)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード自動車運転 / 脳血管疾患 / 脳波 / 視線 / 自律神経 / 運転再開
研究開始時の研究の概要

高齢者や障害者の生活の質を維持・向上するために、主な移動手段となる車の運転は生活に必要な技能である。現在、病気を発症した後に自動車運転を再開するための明確な基準は存在せず、医師の判断に委ねられているのが現状である。
本研究では、大学・病院・自動車教習所が連携し、脳疾患既往者および健常者の自動車運転中の視線・脳波・自律神経をリアルタイムに同時評価することで、自動車の安全運転行動に必要な生理学的指標の評価システムを開発し、その有用性を検証することを目的とする。

研究実績の概要

高齢者や障害者の生活の質を維持・向上するために、主な移動手段となる車の運転は生活に必要な技能である。現在、病気を発症した後に自動車運転を再開するための明確な基準は存在せず、医師の判断に委ねられているのが現状である。
本研究では、大学・病院・自動車教習所が連携し、脳疾患既往者および健常者の自動車運転中の視線・脳波・自律神経をリアルタイムに同時評価することで、自動車の安全運転行動に必要な生理学的指標の評価システムを開発し、その有用性を検証することを目的とする。
当初、1年目は脳疾患既往者を対象とし、研究協力者には、まず自動車運転に関する聞き取り調査を行い、その後、神経心理学的調査を実施した後、視線解析装置と脳波計、自律神経測定器を装着して自動車教習所の教習車(プリウス、トヨタ)を使用し、教習場内および路上を運転してもらう予定であった。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、研究開始が難しくなり、中断を余儀なくされていた。
2023年度より新型コロナウイルス感染対策を実施しながら研究を開始できており、1年目の脳疾患既往者だけでなく、当初2年目に計画していた脳疾患既往者と年齢や性別、学歴や運転歴といった社会背景をマッチングしてリクルートした健常者の測定も全て終えることができた。
しかしながら、研究が中断された影響により、当初の期間内に全ての研究目的を達成する目途が立たないため延長を申請している状態にある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初、研究1年目に脳疾患既往者を対象とし、研究協力者には、まず自動車運転に関する聞き取り調査を行い、その後、神経心理学的調査を実施した後、視線解析装置と脳波計、自律神経測定器を装着して自動車教習所の教習車(プリウス、トヨタ)を使用し、教習場内および路上を運転してもらう予定であった。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、研究開始が難しくなり、中断を余儀なくされていた。
2023年度より新型コロナウイルス感染症対策を行いながら全ての研究を開始できているが、中断された期間が長かったため、申請していた研究期間内に全ての研究目標を達成できる目途が立たず、延長申請をしている状況にある。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症により、研究中断を余儀なくされていたが、2023年度より当初計画していた研究計画通りに進捗している。まずは、脳疾患既往者を対象に、自動車運転に関する聞き取り調査を行い、その後、神経心理学的調査を実施した後、視線解析装置と脳波計、自律神経測定器を装着して自動車教習所の教習車(プリウス、トヨタ)を使用し、教習場内および路上を運転してもらった。次いで、脳疾患既往者と年齢や性別、学歴などの社会背景をマッチングさせた健常者にも同様の手順で測定を終えた。
今後は全てのデータを解析して、本研究の目標である自動車運転のマルチモニタリングシステムを構築する計画である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2021

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 右半球脳損傷後遺症者の路上運転時の視覚探索2023

    • 著者名/発表者名
      小田桐匡,岩瀬弘明,兒玉隆之,日沖義治,吉田武史,中地佑果,村上貴士,駒垣裕澄,柴田真明
    • 雑誌名

      高次脳機能研究

      巻: 43 ページ: 111-112

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 床の側方移動に対するつり革把持と外乱予告が 高齢者の下肢筋活動に与える影響2021

    • 著者名/発表者名
      平川智也,林拓克,安彦鉄平,山口秀明,松尾奈々,岩瀬弘明,兒玉隆之
    • 雑誌名

      ヘルスプロモーション理学療法研究

      巻: 11 号: 2 ページ: 51-56

    • DOI

      10.9759/hppt.11.51

    • NAID

      130008072913

    • ISSN
      2186-3741, 2187-3305
    • 年月日
      2021-07-31
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 床面の側方移動に対する外乱予告の有無が 下肢筋の筋活動に与える影響2021

    • 著者名/発表者名
      三好彩苗,下西花音,安彦鉄平,山口秀明,松尾奈々, 岩瀬弘明,兒玉隆之
    • 雑誌名

      ヘルスプロモーション理学療法研究

      巻: 11 号: 1 ページ: 19-24

    • DOI

      10.9759/hppt.11.19

    • NAID

      130008037463

    • ISSN
      2186-3741, 2187-3305
    • 年月日
      2021-04-30
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 運転時の視覚検索の特徴:標識 ~信号の注視行動分析~2023

    • 著者名/発表者名
      小田桐匡,岩瀬弘明,兒玉隆之,日沖義治,吉田武史,中地佑果,村上貴士,駒垣裕澄,柴田真明
    • 学会等名
      日本安全運転医療学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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