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歯科医療・口腔ケアにおける感染性飛沫への対策ー簡便な新規検出法による網羅的検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K10402
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関広島大学

研究代表者

竹本 俊伸  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (00236506)

研究分担者 仁井谷 善恵  広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (40403505)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード歯科 / 飛沫感染 / 感染対策 / 新規検出法 / 口腔ケア / 感染性飛沫 / 歯科治療 / 歯科診療 / 歯科衛生士 / ブラッシング / 電動歯ブラシ / エアタービン / 洗面台 / ポリッシング / PMTC / 歯科医療 / 飛沫 / 感染予防
研究開始時の研究の概要

歯科治療・処置では,感染性飛沫が感染予防上大きな問題であるが,その検出は困難であり,対策のためのエビデンスはごくわずかである。さらに歯科以外の病院,病棟,ICUあるいは一般家庭などでの口腔ケア時の感染性飛沫の飛散に関する検討は全く行われておらず,近年のCOVID-19への感染予防のためにも,飛沫の飛散への認識は非常に重要である。そこで申請者らは,インクジェットプリンターの欠点である水による色にじみという現象からの逆転の発想で,飛沫の検出手法を開発し,歯科治療・処置・口腔ケアでの感染性飛沫の飛散について網羅的に検討し,飛沫による感染防御策を改善させようとするものである。

研究成果の概要

COVID-19の蔓延時に注目された歯科診療・ケアにおける飛沫感染についてのエビデンス構築のため,染料系インクの印刷紙を使った新規の検出方法を用いて検討を行った。歯磨き(手磨き,電動ブラシ),超音波スケーラー,回転ブラシ,スリーウェイシリンジ,エアタービン切削による飛沫の飛散を測定した結果,エアタービンによる切削(60cm)や術者磨き(77.5cm)などで非常に遠くまで飛沫の飛散が検出された。また,エアタービンによる切削では,口腔内・外のバキュームでの飛散防止効果が全くみられず,現在歯科医療で実施されている飛散防止策の見直しが必要であることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯科医療における感染性飛沫の飛散に関しては,特に飛散範囲についてのエビデンスがほとんど存在せず,飛沫感染に対する対策は,医療従事者の経験をもとに実施されていたと言える。本研究で,実際に,歯科医療における感染性飛沫の飛散が現状の感染対策では防ぎきれていないことを示したことで,今後の感染性飛沫による感染に対する対策の改善について,大きなエビデンスを提供するもので,COVID-19蔓延以来重要視されている飛沫感染防止の面で,歯科に限らず,医療全体や社会的にも大きな意義がある。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] エアタービンによる模型歯牙切削時における飛沫の飛散状況に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      重田茉穂,山田 千瑛,竹本俊伸,仁井谷善恵, 内藤真理子, 西村瑠美
    • 学会等名
      日本歯科衛生学会第 17 回学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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