研究課題/領域番号 |
20K10408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
井口 和弘 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (10295545)
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研究分担者 |
中村 光浩 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (30433204)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 薬局薬剤師 / 病院薬剤師 / 在宅医療 / 分布 / 偏在 / 公的統計データ / 薬剤師分布 / 地域偏在 |
研究開始時の研究の概要 |
地域医療における薬剤師の役割が謳われる中、現に存在する薬剤師の分布の偏りは是正される必要がある。一方で、薬剤師分布の実状や、どのような問題点が潜んでいるのか等の解析はこれまでにほとんどなされてきていない。そこで、本研究課題では「国内の薬局薬剤師および病院薬剤師の偏在に関する学術的基盤を提示し、その解消に向けた介入施策を示す」ことを目的とし、公的統計データを応用することで薬剤師の分布の実態や問題点を統計学的手法を用いて明らかにしていく。
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研究成果の概要 |
薬剤師の分布や業務の実施量には様々な偏りが存在していることを示した。すなわち、近年の日本では薬剤師数が大きく増加し、薬局薬剤師数の人口当たりの偏りは改善したものの、その地理的偏在については改善していなかった。また、在宅訪問業務について、薬局が所在する市区町村の特性がその業務実施状況に影響を与えていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
限りのある医療資源をもって地域医療の体制を維持していくためには、医療資源の適正な分布に目を向ける必要がある。薬剤師数は近年増加しているが、薬剤師を取り巻く現状には、様々な点での不均衡があった。本研究により明らかにした不均衡の実状は、その改善策提案のための基盤として活用できる。
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