研究課題/領域番号 |
20K10430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
牛飼 美晴 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (70232816)
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研究分担者 |
堀内 正久 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50264403)
川口 博明 北里大学, 獣医学部, 教授 (60325777)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 不妊 / 脂肪酸代謝異常 / カルニチン / ストレス脆弱性 |
研究開始時の研究の概要 |
脂肪酸代謝異常であるヒト全身性カルニチン欠乏症モデル(JVS)マウスは、雌性不妊を示す。また、カルニチン投与により妊娠・出産が可能であることから、機能性不妊と考えられる。しかし、この不妊が、妊娠過程のどこに起因するかは不明であるため、その機序解明が求められる。本研究では、JVSメスマウスの性周期や性周期を規定する神経系・内分泌系について評価する。特に、オスに対する応答(社会的ストレス負荷)に着目し、検討を加える。
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研究成果の概要 |
本研究では、脂肪酸代謝異常モデル(JVS)マウスを用い、カルニチン欠乏状態での雌性不妊病態について、社会的ストレス脆弱性に着目して解析した。性ホルモン動態評価のために、体重・摂食量・摂水量・回転車による自発活動量の変動を測定し、非侵襲的な性周期評価法の確立を試みた。群飼育から単飼育にすると、メスJVSマウスは、摂食量低下による体重減少傾向が認められた。また、群飼育条件下での野生型マウスとJVSマウスの尿中カテコールアミン・血中ホルモンレベルを評価し、脂肪酸代謝異常症とストレス脆弱性の関係性について検討した。メスJVSマウスは、オスJVSマウスよりもストレスの影響を受けやすいことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不妊の原因は様々であり、妊娠過程のどこに起因するかは不明な点も多く、男性・女性それぞれに妊孕性の評価が行われている。病態に応じた最適な介入法の開発のために、内的要因と外的要因の関与を明らかにすることが求められる。本研究で得られた知見から、脂肪酸代謝異常モデルマウスの雌性不妊は、内的要因(脂肪酸代謝異常)に外的要因(ストレス)が加わることにより発症する不妊病態の存在を明らかにする。また、脂肪酸代謝障害の病態に雌雄差の存在することを示すことになり、脂肪酸代謝障害の新たな側面を明らかにする基盤的研究となる。
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