研究課題/領域番号 |
20K10479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
松本 知沙 東京医科大学, 医学部, 講師 (30433923)
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研究分担者 |
近津 大地 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (30343122)
仲井 孝之 東京医科大学, 医学部, 助教 (70349471)
冨山 博史 東京医科大学, 医学部, 教授 (90266289)
中野 宏己 東京医科大学, 医学部, 助教 (40792239)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 健康寿命 / フレイル / 口腔機能低下症 / ロコモティブシンドローム / サルコペニア肥満 / 予防医学 / 認知症 / 口腔機能 / 口腔機能低下 |
研究開始時の研究の概要 |
フレイルは健康寿命を阻害する因子であり、その概念には老化によるロコモティブシンドローム(ロコモ)などが含まれ、その早期発見・予防が重要視されている。近年、口腔機能低下症はフレイルの予測因子として注目されている。一方、動脈硬化関連疾患もまた要介護の主原因であり、健康寿命延伸にはその予防も不可欠である。フレイルと動脈硬化関連疾患は深い関連があるとされ、故に口腔機能低下症、フレイルおよび動脈硬化の三者は密接な相互関係を有することが予測されるが、三者の関連性を検証した報告はない。本研究では動脈硬化(脈波速度)と口腔機能低下症、並びにロコモの関連を、人間ドック受診者を対象に前向きに3年間追跡、検証する。
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研究実績の概要 |
フレイルは健康寿命を阻害する因子であり、その概念には老化によるロコモティブシンドローム(ロコモ)などが含まれ、その早期発見・予防が重要視されている。近年、口腔機能低下症はフレイルの予測因子として注目されている。一方、動脈硬化関連疾患もまた要介護の主原因であり、健康寿命延伸にはその予防も不可欠である。フレイルと動脈硬化関連疾患は深い関連があるとされ、故に口腔機能低下症、フレイルおよび動脈硬化の三者は密接な相互関係を有することが予測されるが、三者の関連性を検証した報告はない。本研究では動脈硬化(脈波速度)と口腔機能低下症、並びにロコモの関連を、人間ドック受診者を対象に検証する。 2022年度は健康寿命延伸の阻害因子である口腔機能低下症、ロコモティブシンドロームと動脈硬化の関連を横断的に検証した。動脈硬化の指標としては血圧脈波であるbaPWVを用いた。 横断研究においてロコモティブシンドローム、口腔機能低下症は動脈硬化と有意な関連を呈する可能性が示唆された。また口腔機能低下症の構成因子としては口腔内細菌数と動脈硬化の有意な関連が示唆された。更に、ロコモティブシンドロームはサルコペニアとも強い関連を有するが、中でもサルコペニア肥満と動脈硬化指標の有意な関連が示され、各種の検証結果については国内外の学術学会にて発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は2021年度の研究結果をもとに積極的にデータ解析を行い、健康寿命延伸の阻害因子となりえる新たな因子であるサルコペニア肥満と動脈硬化の関連を検証し、これらについて国内外の学会で発表した。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度の国内外での学会発表を経て、本研究における有益な議論を重ねることができた。2023年度は研究最終年度であり論文執筆を行いこれを発表していく。
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