研究課題/領域番号 |
20K10497
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西村 勉 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (10447980)
|
研究分担者 |
大寺 祥佑 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 副部長 (20751720)
田辺 健一郎 公益財団法人神戸医療産業都市推進機構, その他部局等, 研究員 (50813242)
中谷 英仁 静岡社会健康医学大学院大学, 社会健康医学研究科, 准教授 (80627670)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 自殺 / 宇宙 / 気象 / 宇宙天気予報 / 生気象学 / 生物宇宙気象学 |
研究開始時の研究の概要 |
ビッグデータの時代に入り、ビッグデータの構築・解析による成果を実社会へ還元することが課題となっている。台湾では、医療保険データが標準化され、一元的に管理されており、そのデータを用い、台湾の中国医薬大学では、7年間で1,000本以上の論文を出版し、実社会に大きなインパクトを与えつつある。日本においてもレセプト情報・特定健診等情報データベースが構築されている。本研究では、台湾及び日本の医療保険データを中心とするビッグデータを用い、宇宙要因、気象要因、大気要因とヒトの疾患の発症との関連性を検証し、自殺及び関連イベント、虚血性心疾患、及び脳血管疾患の発症予測モデルを構築する。
|
研究実績の概要 |
日本全体の日毎の男女別の「故意の自傷及び自殺による死亡数」、「交通事故による死亡数」、「不慮の損傷のその他の外因による死亡数」、「不慮か故意か決定されない事件による死亡数」、または、「加害にもとづく傷害及び死亡による死亡数」のデータを用い、説明変数は、月齢、月、K指数、Bulk speed、Proton Flux、f10.7 index、気圧、降水量、気温、湿度、風速、日照時間、降雪量、失業率、銀河宇宙線量とし、重回帰分析を行った結果については、論文を作成し、投稿した。 さらに、集団の心理状態を示す指標を目的変数に、環境要因(月齢、月、K指数、Bulk speed、Proton Flux、f10.7 index、気圧、降水量、気温、湿度、風速、日照時間、降雪量、失業率、銀河宇宙線量)を説明変数とし、重回帰分析を行った結果については、論文を作成した。 詳細な集団の心理状態を示す指標を開発するために、開発したTweetデータを収集するシステムを用いて、1年間情報を収集した。 台湾の医療保険データを用いて、ケースクロスオーバーデザインによる、気象要因(気温、湿度、気圧)、大気汚染要因(SO2、CO、O3、PM10、PM2.5、NOx, NO、NO2、THC、NMHC、CH4)、宇宙環境要因(月齢、K指数、Bulk speed、Proton Flux、F10.7 index、シューマン共振、銀河宇宙線量)の地上における自殺、交通事故、傷害事件等の発生との間の関連性を探索的に確認した。自殺については、論文を作成し、投稿した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Covid-19の影響で、海外出張ができず、台湾の医療保険データを用いた解析が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
台湾の提携機関との連絡を密にして、研究を進める予定である。
|