研究課題/領域番号 |
20K10518
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
野原 夢 久留米大学, 医学部, 助教 (10647811)
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研究期間 (年度) |
2022-11-15 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 疫学 / 予防医学 / IGF-Ⅰ / 動脈硬化 / 認知機能 / IGF-I / インスリン様成長因子 |
研究開始時の研究の概要 |
血清IGF-Ⅰが動脈硬化性疾患と認知機能に影響するかを、身体活動量及び栄養指標を踏まえ評価する。また漁村である宇久町でのデータを収集し、農村である田主丸町との比較検討を行うことを構想している。本邦において一般人を対象とした大規模検診で血清IGF-Ⅰ測定と各種動脈硬化性因子の測定、ならびに身体活動量及び栄養データを収集できた研究は今までに無く、本研究での検討は独自性がある。
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研究実績の概要 |
2018年に田主丸検診地区で約1400名を対象に住民検診を行い、問診、自記式食事歴法質問票を用いた栄養調査、身体変量(身長、体重、腹囲、握力)の計測、血圧測定、血液生化学検査(脂質プロファイル、血糖、インスリン値、微量元素、IGF-Ⅰ、GHを含む)、尿検査、心電図、心エコー図検査、頸動脈エコー検査、5m歩行時間の測定、MMSEによる認知機能検査を施行した。申請者は2012年4月より久留米大学医学部内科学講座、心臓・血管内科部門疫学研究班に所属し、同地域での住民検診活動および疫学研究に携わっている。久留米大学内にある疫学研究室を拠点とし、対象者の予後調査並びに研究室内のデータベースおよび解析ソフトを使用してデータ解析を行い、得られた結果についての考察など疫学研究に勤しんでいる。2022年度は海外留学に伴い一時研究が中断されたが2023年以降本研究を再開した。2024年3月の米国で開催された国際学会にて、本テーマに関する研究結果について発表を行った。今年度は対象者の現在の健康状態を調査するための予後調査を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は海外留学に伴い一時研究が中断されたが2023年以降本研究を再開した。 2024年3月にはアメリカ心臓病学会主催の疫学学術集会にて研究結果の発表を行った。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は対象者の追跡調査を行い、追加の縦断解析を行う予定としている。
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