研究課題/領域番号 |
20K10520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 広島大学 (2021-2022) 産業医科大学 (2020) |
研究代表者 |
CHIMED・OCHIR ODGEREL (チメドオチル オドゲレル) 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (40732285)
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研究分担者 |
藤野 善久 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (80352326)
森 晃爾 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (50230066)
久保 達彦 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (00446121)
劉 寧 産業医科大学, 医学部, 助教 (90832238)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Occupational health / Job stress / Presenteeism / Japan / Vietnam / job stress / presenteeism / global health / occupational health / ワーカーズ ヘルス |
研究開始時の研究の概要 |
今日まで、グローバル企業における国際間での労働安全衛生的課題について制度や管理レベルの取り組みを比較する試みが成されてきたが、労働者個人レベルでの健康全般の比較研究は成されていない。労働者レベルの健康状態の比較は、関心が払われていたものの、先進国および途上国ではバックグラウンドとなる健康状態、医療提供体制、企業の労働者に要求する健康レベルの違いなどがあり、直接的な比較は困難である。そのような背景を踏まえ、本研究の着眼は、同じ経営方針を共有するグローバルグループ企業の中でも、その所在が先進国と開発途上国の会社で働く労働者を比較することである。
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研究成果の概要 |
研究成果として論文を2本執筆した1)多国籍企業における労働者のメンタルヘルス:日本とベトナムの国別比較」及び2)多国籍企業における労働者のプレゼンティズム:多国籍企業における労働者のメンタルヘルス:日本とベトナムの国別比較。①の論文はJournal of EOH-Practiceに投稿し現在査読中で、②の論文は推敲し上記ジャーナルに投稿予定である。②の総括報告書をリコージャパン及びベトナムに提出後、従業員のメンタルヘルス及びウェルビーイングの改善を検討する上で大いに役立ったと報告を受けた。本研究成果を令和5年6月開催「第30回日中韓産業保健会議」において発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従業員の幸福とパフォーマンスに影響を与える要因に関する科学的知見の拡大に寄与するものである。また、仕事上のストレス、仕事への満足度、従業員エンゲージメント、組織行動に関する理論やモデルの開発に貢献するものである。 本研究の結果は、従業員の幸福度と生産性の両方を高めようとする企業にとって、貴重な洞察を提供するものです。ストレス要因を特定することで、企業は柔軟な勤務形態、時間管理トレーニング、従業員支援プログラムなど、ワークライフバランスを促進する戦略を実施することを計画しました。
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