研究課題/領域番号 |
20K10541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 新潟大学 (2022) 新潟医療福祉大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
斎藤 トシ子 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40339958)
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研究分担者 |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ビタミンD / コホート研究 |
研究開始時の研究の概要 |
応募者らは、中高年の地域住民8,498人のビタミンD(血中25-hydroxyvitamin D)レベルと生活習慣・生活環境の情報を得てベースライン調査(2011~2013年)を完了し、日本で初めてのビタミンD大規模コホート研究を継続している。今回は節目となる10年後フォローアップ調査を行い、ビタミンDレベルの再評価を行うと共にアウトカムとなる疾患情報の収集を行い、成果を公表する計画である。本研究の目的は、ビタミンDの10年後フォローアップ調査を完了し、加齢性疾患の包括的予防に有効なビタミンDレベルを決定することである。
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研究実績の概要 |
今年度は、村上市および粟島浦村で10年後フォローアップアンケート調査(基本属性、日常生活動作、病歴、喫煙、飲酒、運動、睡眠、食事、主観的健康度、慢性疼痛、簡易フレイルスクリーニング、SARC-F)を行った。村上市および粟島浦村の対象者10,206人に対して郵送法により調査票を配付し、未回答の対象者に対する再依頼(リマインド)を郵送で行った結果、回収数は5,733件(回収率56.2%)であった。回収された調査票のデータ入力を行った。また、村上市においては、特定健診における採血の残血は1,349人から得ることができた。血中ハイドロキシビタミンDは季節変動が大きく、その測定の際はベースライン調査とほぼ同じ時期に採血が行われた検体を用いる必要がある。それゆえ、ベースライン調査時の月日の前後の14日以内に採血が行われた人のみ血中25ハイドロキシビタミンDの測定を行うこととした。関川村については、今年度の健診の採血も秋であったため血液検体収集は断念した。2023年度の関川村健診に期待する。疾病情報収集の調査は順調に行われた。コホート調査関連医療機関より、骨粗鬆症性骨折、変形性膝関節症等の新規発生を網羅的に収集した。また、死亡、要介護認定および転居情報は村上市、関川村、粟島浦村より得た。毎年のアウトリーチ活動である8月の第17回「村上・岩船地域の医療を考えるフォーラム(村上市)」での講演は、直前の関川村上豪雨災害の影響で中止になった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、関川村の血液検体収集ができなかった。今年度村上市において予定通りの血液検体の収集ができたため。
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今後の研究の推進方策 |
村上市で得た血液検体を用いて、血中ハイドロキシビタミンDの測定を行う。また、村上市でのアンケート調査の回収、整理、データ入力を行う。関川村については、今年度も血液検体収集を検討する。
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