研究課題/領域番号 |
20K10572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 札幌保健医療大学 (2021-2023) 北海道大学 (2020) |
研究代表者 |
吉田 祐子 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (10646805)
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研究分担者 |
井瀧 千恵子 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (00285008)
菊地 実 北海道大学, 保健科学研究院, 客員研究員 (70642411)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | インスリン注射 / 看護師 / 知識 / 継続教育 / 糖尿病 / インスリン / 教育ツール / 注射 |
研究開始時の研究の概要 |
世界的に糖尿病患者は増加し、看護師が患者のインスリン注射技術の指導と観察をする機会が増えている。科学的根拠に基づいたパンフレットや説明書は多く作成されているが、患者の血糖コントロールの不良や皮膚障害などの報告は絶えない。その一つの要因として、看護師が最新のインスリン注射技術を刷新できないままに患者の指導・観察を実施していることが予測される。本研究では、この点に着目し新たな教育ツールの開発を目指すことを目的としている。
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研究成果の概要 |
糖尿病患者の血糖コントロール不良や皮膚障害の報告は後を絶たない。その要因の一つとして、非糖尿病専門看護師が十分なインスリン注射技術を知らないまま患者指導や観察を行っていることが考えられた。本研究の目的は、非糖尿病専門看護師のインスリン注射技術の実態を調査し、これに基づいた教育ツールを開発することであった。その結果、非糖尿病専門看護師は一部のインスリン注射技術の知識定着率が低いことが明らかになった。その特徴としては、インスリン注射技術への興味などの個人的要因や、職場での学習機会の提供などの継続教育環境の不足が挙げられた。そこで、定着率の低い注射技術知識を学習できるように教育用教材を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療職者への教育の研究は、必要性が高いと言われるが具体的な取り組みの報告は、まだまだ十分ではない。本申請書では、既存のパンフレットや説明書のような知識を一方的に提供する方法ではなく、新たなアプローチを検討した。 皮膚合併症も含むインスリン注射技術の糖尿病非専門看護師への調査はこれまでほとんど実施されておらず、この実態調査は独自性が高い。また、教育ツールは、看護師のインスリン注射技術の向上につながる。個々の看護師のインスリン注射技術についての底上げは、多くの糖尿病患者の良好な血糖コントロールと糖尿病合併症の予防のために果たす役割は大きい。
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