研究課題/領域番号 |
20K10573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
升田 由美子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (50281902)
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研究分担者 |
一條 明美 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (00344557)
神成 陽子 旭川医科大学, 医学部, 講師 (10292129)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 地域包括ケア / 看護基礎教育 / 看護学生 / 地域住民 / 住民参加型教育プログラム / 質問紙調査 / テキストマイニング / 人材育成 |
研究開始時の研究の概要 |
地域包括ケアシステムの構築には地域住民の参加が必須であり、看護系大学での教育プログラムにも地域住民の協力と参画が重要である。地域包括ケアシステム構築に欠かせない住民組織を担う人々が大学生の教育に関わることによる効果は明らかでない。 本研究の目的は地域包括ケアを担う人材育成プログラム「地域包括ケア論」に協力・参加することが地域住民に及ぼす効果を明らかにすることである。 「地域包括ケア論」プログラムに参加する地域住民のソーシャルキャピタルおよび主観的幸福感、健康度とプログラムに対する認識を調査し、「地域包括ケア論」プログラムが地域住民と地域包括ケアシステム構築に及ぼす影響と効果を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は「地域包括ケア論」プログラムに参加する地域住民のソーシャルキャピタルおよび主観的幸福感、健康度と本プログラムに対する認識を調査し、プログラムが地域住民と今後の地域包括ケアシステム構築に及ぼす影響を明らかにすることである。地域活動に中心的な役割をもつ住民は、地域コミットメントと主観的幸福感が高く、世代性関心は低い傾向があった。プログラムの1つである健康セミナーに参加した地域住民は、地域コミットメントや世代継承性が高く、高齢者となり自分自身の経験を若い人に伝えたいという意思があると考えられた。今後も継続して本プログラムが地域住民に与える影響について調査を行う予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアシステムを担う人材育成には地域社会の協力が欠かせない。本学で実施している教育プログラム「地域包括ケア論」や健康セミナーに参加している地域住民は学生を教育するという役割が期待されているが住民自身にその意識は強くない。地域住民自身が地域にコミットメントする気持ちが強く、また自身の経験を若い人に伝えたいという意欲をもっていることが本調査では明らかとなっている。大学は地域包括ケアの場である地域を活用し、住民の健康の保持増進に貢献する一方で、住民自身が教育に貢献しているのだという認識を有してもらうことが今後の効果的なプログラム実践につながると考える。
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