研究課題/領域番号 |
20K10574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 信州大学 (2021-2022) 筑波大学 (2020) |
研究代表者 |
浅野 美礼 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (00273417)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 遠隔医療 / テレナーシング / 訪問看護 / ウェアラブルデバイス / 遠隔看護 / ウェアラブル端末 |
研究開始時の研究の概要 |
テレナーシングのあり方として、ネットワークを通じて患者がさまざまな看護サービスの中から好みのものを検索し、選択し、届けてもらうという仕組みを提案する。方法としてはシステム開発の要求定義作成の方法論に基づき、①提供されうる医療サービスの事前調査と訪問看護サービスを提供する看護師や提供される患者らへのヒアリングと業務の実地調査による要求の獲得、②要求の実施可能性と効果の程度の検討を通じての要求のとりまとめ、③要求定義の検証を行って、コンピュータ上のインターフェースとして動作する看護支援立案エージェントの発注に足る仕様書を作成する。
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研究成果の概要 |
在宅療養が必要である看護のエンドユーザー、つまり患者とその家族が、提供されうる看護支援をインターネットを利用することで自ら立案できるようにするサービスを提供するウェブシステムを計画すると仮定する。このプロジェクトのはじめには、本来ユーザーからのヒアリングを重ねて要件を確立し、それに基づく要求定義書を作成することが求められる。本研究では、この要求定義書について汎用性のあるひな型を作成した。また、ユーザーが利用するウェアラブル通信端末を健康状態のモニタリングツールとして活用することを想定して、スマートウォッチの連続装着による被験者のストレス把握を調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2011年に約3万5千人だった訪問看護師が2021年には約6万5千人に増加している。今後も訪問看護師の需要と在宅医療へのニーズは確実に増加していく。提案した要求定義書に基づき看護計画立案を支援するウェブシステムが稼働できたならば、このようなニーズの一部を負担することができるほか、①患者や家族が自分の病状や治療方法を理解し、正しい知識に基づく医療リテラシーを高め、自宅で安心して療養するための基礎を作れる、②医療提供者側にとって、看護計画の作成や管理の患者への最適化にかかる時間や労力を削減し、他に必要な支援にリソースを振り向けることが可能になる、という効果も期待できる。
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