研究課題/領域番号 |
20K10580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
西岡 靖貴 滋賀県立大学, 工学部, 講師 (70609734)
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研究分担者 |
関 恵子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (40760393)
伊丹 君和 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (30310626)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ソフトセンサ / 看護 / マッサージ / ソフトアクチュエータ / マッサージ計測 / 面圧測定 / 生体計測 / 学習システム / 基礎看護 |
研究開始時の研究の概要 |
看護におけるマッサージ手技は,患者への血流促進や痛みの緩和といった身体的な効果だけでなく,精神的なリラックス効果も得られ,非言語コミュニケーション手段としても活用される例も見られる.その中でもハンドマッサージは,準備が比較的容易であり,特に上肢における血行促進効果が得やすい.一方で限られた看護教育の時間内で,修得の困難な技術を得るためには,学習を支援するシステム構成が必要と考える. 本研究では,柔軟性が可変なマッサージ手技計測ソフトデバイスを開発し,多様な対象者に対応したハンドマッサージ学習システムの実現を目的とする.
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研究実績の概要 |
ハンドマッサージの学習効果について、LEDによる視覚教示に関する基礎実験を試みた。被験者5名に対して、熟練者と比較したときの差はあるものの、視覚教示によってシミュレータ内部の圧力センサにより取得した値が、熟練者の数値に近づけられる傾向にあることを示した。本内容についての成果を学術講演会に投稿した。 また、学習効果を確認する際に、評価項目として皮膚表面に対して法線方向および接線方向の2種類の力を独立して評価できることが望ましいことがわかった。法線方向の力を計測する圧力センサ、接線方向の力を計測する圧力センサをシリコーンゴムで新たに製作した。型を3Dプリンタを用い、液状のゴムを用いたゴム成型により試作した。ある程度、2種類の力を分けて計測できることが実験的に示された。本内容について、学術講演会にて発表予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
感染症対策にて実験が十分できず、期間を延長した。その後、学習効果に関する実験の前に評価のためにセンサを2種類開発する方法が望ましいことが分かった。当初の計画に遅れは出ているものの、新たな知見も得られ、延長後は順調に進められている。
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今後の研究の推進方策 |
センサを1種類のみでマッサージにおける各評価項目に沿った指導の可能性について、被験者による実験はすでに完了している。本成果について論文を投稿する予定である。 センサを2種類開発すること、および学習効果の確認に関する実験について、今後は進める。また、本成果についても論文を投稿する。
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