研究課題/領域番号 |
20K10581
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
石亀 篤司 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (60212867)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 生体リズム / 同期現象 / 知的照明システム / 看護環境システム / 脳波・心拍変動 / 脳波変動 / 心拍変動 / 脳波EEG / 脳波EGG / 暗黙知 / 脳活動量 |
研究開始時の研究の概要 |
人と人の間で現れる生体リズムの同期現象の発現に着目し、看護師と患者の心が通い合う看護・医療行為を可能にする看護環境システムの構築を目的とする。 具体的には、心臓と脳波の同期現象に着目し、患者と看護師の心拍、脳波、脳血流などを2人同時に測定し、自身と相互の生体リズムの同期現象を定量化する。そのデータをもとに同期現象の数理モデルを考案し、モデル解析から同期現象の誘発要因を探索することにより、最適な看護の仕方を解明し、心の通う看護環境システムを創発する。
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研究成果の概要 |
本研究は、患者のQOL向上および看護する側の負担軽減のために、患者と看護師の身体的あるいは感情的な生体リズムの同期を利用した看護環境システムの構築を目指したものである。 これまで脳波や心拍の同期を誘発するために照明・映像や空調機器を用いた検討を行い、同期現象とストレスや不安の緩和の関係について基礎データを収集して解析し、数理モデルの適用などから現象解明の検証を行った。さらに得られた知見をもとに、快適な環境システム構築についての第1歩を踏み出す成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウェルビーイングな社会の実現のために、人が快適に過ごせる環境を構築し、看護や介護の施術効率の向上、ストレスを軽減する要因について、脳波と心の同期という観点からのアプローチにより、同期誘発とその効果の検証と応用を目指した本研究は、難しいが意義のある内容であり、その成果は社会的意義も大きいと考えられる。
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